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2015年08月27日15時39分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):兼松、ドンキHD、テクノプロH、テレ東HD

■兼松 <8020>  180円  +4 円 (+2.3%)  本日終値
 兼松 <8020> が大幅続伸。日経新聞が27日付で「中堅商社の兼松は、農業や酪農にIT(情報技術)を活用するスマートアグリ事業に参入する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「ベンチャーのファームノート(北海道帯広市)と組み、牛の運動量を測りスマートフォン(スマホ)で管理するサービスを2016年3月にも始める」という。スマホなどを使い手軽に牛の健康状態を推定できるとしており、TPP対応を睨んだスマートアグリ事業への参入を好感した買いが向かった。

■ドンキHD <7532>  4,735円  +90 円 (+1.9%)  本日終値
 インバウンド関連株は続伸。ドンキホーテホールディングス<7532>やエイチ・アイ・エス<9603>、三越伊勢丹ホールディングス<3099>などが買われている。前日の東京市場に続き、NYダウが大幅高となるなか、株式市場に底打ち機運が浮上。相場の波乱で大きく売られていた訪日外国人需要に絡むインバウンド関連銘柄には見直し買いが流入している。ただ、中国・上海株式市場の動向には先行き不透明感もあり、「依然のように強気一辺倒にはなれない」(市場関係者)との見方も出ている。この日は、ディフェンシブ(防御)的な性格も併せ持つ京浜急行電鉄<9006>や富士急行<9010>など電鉄株が値を上げるなどインバウンド関連株のなかでも徐々に銘柄選別の動きも出ているようだ。

■テクノプロH <6028>  3,255円  +60 円 (+1.9%)  本日終値
 テクノプロ・ホールディングス<6028>はPER14倍台と割安感が台頭してきた。足もとは技術者派遣事業が好調だ。15年6月期連結決算では、技術者の期中平均稼働率は95.4%(前の期95.3%)と0.1ポイントの上昇だが、技術者数は前の期比で880人(27.9%)と大幅に増加。ほぼ全ての領域で稼働技術者が増加しているが、特に「IT技術者の不足が顕著になっており、ソフト開発・保守、ITインフラのIT系技術領域が大きく伸びた」(会社側)という。直近7月の稼働率は94.4%だが、今後徐々に上昇する見通し。16年6月期は技術者750人増を見込み、営業利益81億円(前期比11.2%増)を計画している。

■テレ東HD <9413>  2,084円  +35 円 (+1.7%)  本日終値
 テレビ東京ホールディングス<9413>が続伸。朝方安い場面があったものの一時、前日比86円(4.2%)高の2135円まで買われている。テレ東HDについては、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が26日付でリポートをリリースしている。同証券は、テレ東HDに対する業績予想の見直しに伴い、目標株価を1640円から1770円へ引き上げている。ただ、同社の今後の株価パフォーマンスがカバレッジセクター内で相対的に下位となると考え、レーティング「アンダーウエート」を継続している。リポートでは、従来2016年3月期~2017年3月期は前年比営業減益が続くと予想していたものの、2016年3月期については、妖怪ウォッチ、NARUTO等のライツ収入拡大及び番組制作費削減効果を考慮し、従来の「前年比10.0%営業減益」から今回「同4.0%営業増益」に上方修正している。ただ、2017年3月期以降の営業利益予想は、テレビ広告需要低迷の長期化による放送収入予想の減額修正幅がプラス要因を上回るため、下方修正している。

■コマツ <6301>  1,994.5円  +32.5 円 (+1.7%)  本日終値
 コマツ<6301>が10日振りの反発、寄り付き後には前日比72.5円高の2034.5円まで値上がりする場面もあったが、次第に上げ幅を縮小する展開。株価は2014年2月の水準まで下落して今年の上昇幅を帳消しした。市場関係者からは、金価格、原油価格などコモディティ価格の下落が景気悪化を先行する指標として意識されている。コマツや日立建機<6305>などの建設機械は、新興国の鉱山事業の影響を大きく受ける。コモディティ価格が低迷すると新興国、中国などの資源国が鉱山事業の設備投資を減少させ両社の業績に影響を及ぼす。SMBC日興証券では「中国、鉱山機械事業は依然不透明」と題名で、コマツの目標株価を2400円から2200円に引き下げるアナリストレポートをリリース。同証券のアナリストは、中国市場は台数ベースで前年同月比50%需要減、「鉱山機械は部品事業底打ちだが、今後は依然不透明」と解説しており、引き続き弱気な見方がされている。

■トヨタ自動車 <7203>  7,026円  +106 円 (+1.5%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>がカイ気配でスタートし、7000円台を回復した。前日の米国株市場ではNYダウが6年10カ月ぶりとなる上げ幅を記録、海外投資家のリスク許容度低下に歯止めがかかったほか、為替が1ドル=120円台に入るなど円安方向に振れていることもあり、同社株にも下げ過ぎ是正の買いが厚みを増している。また、同社は26日、中国・天津市の爆発事故を受けて操業を見合わせていた同市内の2工場について、27日から順次再開することを発表、これもポジティブ材料となり戻り足を助長している。

■シチズンHD <7762>  880円  +12 円 (+1.4%)  本日終値
 シチズンホールディングス<7762>が続伸。ゴールドマン・サックス証券は26日、同社株の「買い」を継続し、目標株価を1010円から1030円に引き上げた。同証券では、戸倉敏夫社長とのミーティングで、「一貫した経営姿勢や自助努力を確認した」と評価。強気姿勢を継続した。スマートウォッチに関しても、アップル参入による影響は現時点では、確認されていないもよう、としている。

■オンワード <8016>  758円  +10 円 (+1.3%)  本日終値
 オンワードホールディングス<8016>が続伸。同社は26日、投資有価証券の売却に伴い、24億3000万円を15年3~8月期の特別利益に計上することを発表、現時点で16年2月期通期見通しについて変更はないが、最終利益50億円(前期比18.9%増)は大幅に増額修正される可能性が高まっている。これを材料視する買いが入っている。同社の株価は前日に下げ止まったものの7円高と小幅な戻りにとどまっていた。

■クボタ <6326>  1,824円  +24 円 (+1.3%)  本日終値
 クボタ<6326>が続伸。買い優勢で始まり、前場は終始堅調な値動き。前日比54円高の1854円で前場の取引を終了した。英系有力証券では、「アジアや中国での農業機械の伸長と、米国市場への170馬力トラクターやスキッド・ステア・ローダーといった新製品の投入を好評価する」とコメント。「世界的なマクロ環境に不透明感が増すなか、自社努力による利益創出力が光る」として、15年12月期の営業利益予想を1873億円から1941億円に引き上げ。目標株価を2650円から2500円に引き下げるものの、レーティング「オーバーウエイト」を継続している。

■スクエニHD <9684>  3,065円  +35 円 (+1.2%)  本日終値
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が3日続伸。全体相場のトレンドに乗って反騰色をみせ25日移動平均線との下方カイ離を急速に埋めている。業績はドラクエなど人気タイトルを題材としたスマートフォン向けゲームが好調で収益を牽引、15年4~6月期営業利益は前年同期比56.1%増の79億1200万円と絶好調だった。そうしたなか、同社は26日、遊技機製造会社のSNKプレイモアとの間で続いていた出版物を巡る著作権問題での紛争で和解が成立したと発表しており、これが買いを助長する材料となった。

●ストップ高銘柄
 東邦金属 <5781>  225円  +50 円 (+28.6%) ストップ高   本日終値
 リーバイス <9836>  362円  +80 円 (+28.4%) ストップ高   本日終値
 ドーン <2303>  865円  +150 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値
 富士山マガジンサービス <3138>  4,195円  +700 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 田中化学研究所 <4080>  1,042円  +150 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値
 など、12銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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