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【市況】東京株式(大引け)=570円高、活況裏に後場上昇加速

 26日の東京株式市場は買い優勢で始まった後、朝方は不安定な動きをみせていたが、後場に入って日経平均株価は一気に上げ幅を広げた。
 大引けの日経平均株価は前日比570円13銭高の1万8376円83銭と急反発。東証1部の売買高概算は34億4739万株、売買代金概算は3兆8000億1000万円。値上がり銘柄数は1792、対して値下がり銘柄数は92、変わらずは10銘柄だった。売買代金はやや減少したものの高水準が続いている。
 前日の欧州株は中国の追加緩和発表を受け軒並み大幅高に買われたが、米国株市場ではNYダウが乱高下、結局大幅安で引けた。これを受けて東京市場も前場は朝高後一時マイナス圏に沈むなど神経質な動きをみせた。しかし、後場に入ると中国・上海株が堅調な動きをみせるとともに、米株価指数先物が大きく買われるのを横目に上昇が加速。外国為替市場で1ドル=119円台後半と円安が進んだこともプラスに働いた。先物主導のインデックス買いも寄与して、東証1部全体の95%の銘柄が上昇する全面高様相となった。
 個別では、トヨタ<7203>が売買代金断トツで高いほか、ファーストリテ<9983>も商いを膨らませ急伸。ファナック<6954>、ソニー<6758>も大きく買われた。イチケン<1847>が値上がりトップとなり、村田製<6981>、TDK<6762>も値を飛ばした。MDM<7600>、豆蔵HD<3756>も物色人気。半面、コマツ<6301>が冴えず、日本製紙<3863>も安い。大平金<5541>が売られ、大崎電気工業<6644>、ユニチャーム<8113>なども軟調だった。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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