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【経済】(中国)経済の先行きは厳しい=人民銀の幹部


中国人民銀行(中央銀行)金融政策委員会の樊綱・委員は先週末、中国経済の先行きに言及し、それほど楽観できないとする認識を示した。
上海の経済フォーラムで発言したもので、「足元の経済指標は景気の低迷を表している」と指摘。今年から来年にかけては、比較的困難な時期になり、調整は当面終息せず、一段の鈍化もあり、鈍化後は低いままの水準で推移する」との見方を述べた。
一部で浮上している「来年にも持ち直す」との予想に対しては、「楽観していない」と言明。「第13次5カ年計画期間(2016~20年)の前半は、第11次、第12次の5カ年計画期間(2006-15年)に積み上がった過剰生産能力の処理が必要になる」と、厳しい見通しを明らかにした。
樊氏はまた、13日に開催された「ボアオ不動産フォーラム」でも、中国経済に対して厳しい見通しを表明。「ソフトランディングにはかなりの時間を要し、底を付いても、その近辺で当面は推移する」と慎重な見方を示した。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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