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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):日電子、福田組、テンプHD、セイコーHD

■日本電子 <6951>  606円  +62 円 (+11.4%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 11日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地」が好感された。
 日電子 <6951> が8月11日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は0.3億円の黒字(前年同期は26.6億円の赤字)に浮上し、4-9月期(上期)計画の1億円に対する進捗率は33.0%となった。
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■福田組 <1899>  968円  +88 円 (+10.0%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 11日、福田組 <1899> が15年12月期の連結経常利益を43億円→57億円(前期は63.8億円)に32.6%上方修正。減益率が32.7%減→10.7%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。受注好調と手持工事の順調な進捗で、売上が計画を12.3%も上回ることが寄与。採算性の改善と施工効率の向上による固定費の減少も利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を9円→10円(前期は7円)に増額修正したことも支援材料。

■テンプホールディングス <2181>  5,580円  +460 円 (+9.0%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 11日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は16%増益で着地」が好感された。
 テンプHD <2181> が8月11日大引け後(15:30)に決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比16.1%増の65.7億円に伸び、4-9月期(上期)計画の101億円に対する進捗率は65.1%に達し、5年平均の55.1%も上回った。
  ⇒⇒テンプホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■セイコーHD <8050>  731円  +49 円 (+7.2%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 11日、セイコーHD <8050> が決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比2.2倍の51.4億円に急拡大して着地したことが買い材料。インバウンド需要の取り込みなどで販売が好調だったウオッチ事業が収益を牽引した。円安による為替差益の発生や支払利息の圧縮も大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、上期の同利益を従来予想の65億円→95億円に46.2%上方修正。従来の15.7%減益予想から一転して23.3%増益見通しとなった。

■松本油脂製薬 <4365>  11,000円  +700 円 (+6.8%)  本日終値
 11日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は75%増益で着地」が好感された。
 松本油脂 <4365> [JQ] が8月11日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比75.0%増の18.1億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の25.5億円に対する進捗率は71.2%に達し、5年平均の62.3%も上回った。
  ⇒⇒松本油脂製薬の詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「9.97%を上限に自社株TOBを実施」も買い材料。
 11日、松本油脂 <4365> [JQ]が発行済み株式数の9.97%にあたる45万株(金額で38億2500万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表したことが買い手掛かり。買い付け価格は前日終値を17.47%下回る8500円。第1位株主の松本興産が保有株の一部を売却する意向を示したことに対応する。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。公開買い付け期間は8月12日から9月8日まで。

■ダイフク <6383>  1,995円  +116 円 (+6.2%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 11日、ダイフク <6383> が決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比2.4倍の33億円に急拡大して着地したことが買い材料。国内外で液晶・半導体工場向けシステムの販売が大きく伸びたことが寄与。構造改革によるコスト削減も大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、上期の同利益を70億円→80億円(前年同期は61.4億円)に14.3%上方修正。増益率が13.9%増→30.1%増に拡大する見通しとなった。

■セイノーHD <9076>  1,526円  +83 円 (+5.8%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 11日、セイノーHD <9076> が決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比70.4%増の61.9億円に拡大したことが買い材料。主力の輸送事業が運賃の引き上げ効果などで、営業利益が前年同期の15億円から39.4億円に急改善したことが主因。上期計画の90億円に対する進捗率が68.8%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■飯田GHD <3291>  2,268円  +109 円 (+5.1%)  本日終値
 11日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は65%増益で着地」が好感された。
 飯田GHD <3291> が8月11日大引け後(16:00)に決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比64.9%増の168億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の274億円に対する進捗率は61.4%に達し、さらに前年同期の45.1%も上回った。
  ⇒⇒飯田GHDの詳しい業績推移表を見る

■千代田インテグレ <6915>  3,015円  +102 円 (+3.5%)  本日終値
 11日、千代田インテ <6915> が15年8月期の期末一括配当を従来計画の38円→105円(前期は38円)に大幅増額修正したことが買い材料。業績好調による普通配当57円増額に加え、創立60周年記念配当10円を上積みする。前日終値ベースの配当利回りが3.60%に急上昇したことを受け、配当狙いの買いが向かった。

■日本ハム <2282>  2,958円  +58 円 (+2.0%)  本日終値
 SMBC日興証券が11日付で日ハム <2282> の投資判断「1(強気)」を継続し、目標株価を4350円→4920円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、16年3月期第1四半期の加工事業の営業利益は新規取引の計画未達などで前年同期の9億円→1億円へ減少したものの、第2四半期に入って7月の受注活動が順調であり、下期の加工事業が増収に転じる目途が付き始めたと指摘している。同証券では、16年3月期の営業利益を445億円→465億円(会社計画は410億円)、17年3月期を505億円→523億円、18年3月期を533億円→549億円にそれぞれ引き上げた。

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