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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):森永、明治HD、アルフレッサ、ユニプレス

■森永製菓 <2201>  655円  +100 円 (+18.0%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 5日、森永 <2201> が決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比3.2倍の30.7億円に急拡大して着地したことが買い材料。四半期ベースとしては開示されている04年4-6月期以降の最高益(28.1億円)を更新した。主力ブランド「ダース」など高価格帯品の販売が好調だったことが寄与。冷菓の値上げ効果や広告宣伝費の効果的投入も大幅増益に貢献した。上期計画の32億円に対する進捗率が96.2%に達したことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■明治ホールディングス <2269>  20,720円  +3,010 円 (+17.0%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 5日、明治HD <2269> が決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比55.7%増の174億円に拡大して着地したことが買い材料。機能性ヨーグルトやスポーツ栄養などの販売が大きく伸びたことが寄与。食品事業での値上げ効果や医薬品事業の収益拡大も大幅増益に貢献した。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の523億円→625億円に19.5%上方修正。従来の2.4%減益予想から一転して16.6%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。同時に、9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。流動性の向上などを好感する買いも向かった。

■アルフレッサ <2784>  2,356円  +208 円 (+9.7%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 5日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は8%増益で着地」が好感された。
 アルフレッサ <2784> が8月5日大引け後(15:30)に決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比7.8%増の99億円に伸び、4-9月期(上期)計画の153億円に対する進捗率は64.7%に達し、5年平均の55.8%も上回った。
  ⇒⇒アルフレッサの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「3.2%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 5日、アルフレッサ <2784> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.2%にあたる750万株(金額で150億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月6日から12月22日まで。

■ユニプレス <5949>  2,676円  +205 円 (+8.3%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 5日、ユニプレス <5949> が決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比24.1%増の37.2億円に伸びたことが買い材料。米州部門が車体プレス部品の増産や円安効果、増産対応費用の削減で、営業損益が前年同期の3億円の赤字から9億円の黒字に急浮上したことが主因。日本部門での合理化効果による採算改善も増益に貢献した。

■ジャムコ <7408>  4,440円  +320 円 (+7.8%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 5日、ジャムコ <7408> が決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比3.5倍の30.1億円に急拡大して着地したことが買い材料。ボーイング機向けが好調だった主力の航空機内装品等製造関連事業が収益を牽引した。航空機器等製造関連事業が防衛関連製品の販売回復や生産性改善などで黒字転換したことも大幅増益に貢献した。上期(4-9月)計画の40.3億円に対する進捗率が74.7%に達したことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■オプテックス <6914>  2,938円  +208 円 (+7.6%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 5日、オプテックス <6914> が決算を発表。15年6月上期の連結経常利益が前年同期比17.7%増の16.7億円に伸び、従来予想の14.5億円を上回って着地したことが買い材料。北米を中心に海外で防犯センサーや自動ドアセンサーが好調だったほか、国内の警備会社向けに防犯センサーの販売が伸びたことが寄与。

■日新 <9066>  406円  +26 円 (+6.8%)  本日終値
 5日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は29%増益で着地」が好感された。
 日新 <9066> が8月5日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比28.8%増の14.5億円に伸び、4-9月期(上期)計画の28億円に対する進捗率は52.0%となり、5年平均の53.5%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒日新の詳しい業績推移表を見る

■太陽誘電 <6976>  1,581円  +97 円 (+6.5%)  本日終値
 5日、太陽誘電 <6976> が決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益が50.5億円の黒字(前年同期は5.8億円の赤字)に浮上して着地したことが買い材料。主力のコンデンサーがスマートフォン向けを中心に高付加価値品の販売が好調だったことが寄与。フェライト及び応用製品部門と複合デバイス部門の収益改善に加え、円安による収益押し上げ効果も黒字浮上に貢献した。

■バンナムHD <7832>  2,889円  +164 円 (+6.0%)  本日終値
 5日に決算を発表。「上期経常を24%上方修正」が好感された。
 バンナムHD <7832> が8月5日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比6.5%増の187億円に伸びた。
  ⇒⇒バンナムHDの詳しい業績推移表を見る

■大林道路 <1896>  712円  +40 円 (+6.0%)  本日終値
 5日、大林道 <1896> が決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比2.5倍の17億円に急拡大して着地したことが買い材料。工事受注量の増加と製品販売量の確保で、21.6%の大幅増収を達成したことが寄与。工事採算の向上も増益に貢献した。上期計画の21.5億円に対する進捗率は79.5%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

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