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【材料】オンコリスバイオが後場急伸、抗がん剤パイプラインの拡充を発表

 オンコリスバイオファーマ<4588>が後場急伸し、一時、前日比89円(13.3%)高の759円まで買われる場面があった。午後1時ごろ、新たな腫瘍溶解ウイルスとして「OBP-702」と「OBP-405」を開発品目に追加し、抗がん剤のパイプラインを拡充すると発表しており、これを好感した買いが入っている。
 今回、新たにパイプラインに加えた「OBP-702」は、がん化した細胞を自然死(アポトーシス)させる代表的ながん抑制遺伝子であるp53を組み込むことで、より有効性を高めた腫瘍溶解ウイルス。一方、「OBP-405」は、テロメライシンのがん細胞への感染力をより高めた腫瘍溶解ウイルスで、ウイルスはがん細胞の表面に結合することによって細胞内に感染するが、「OBP-405」は、ウイルスが持つその結合機能をより強力にすることで特定の細胞への感染力を高め、より広いがん種における強い抗がん活性が期待できるという。

オンコリスバイオの株価は13時8分現在730円(△60円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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