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【材料】海運株が軒並み堅調、バルチック指数が昨年11月下旬以来の1200回復

 日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手をはじめ海運株が軒並み高。ここばら積み船の市況回復が顕著で鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は前日時点で49ポイント高と3日続伸、昨年11月26日以来8カ月ぶりに1200を回復した。また、大型ばら積み船、ケープサイズの7月のスポット用船契約実績は約790万トンと前月比2ケタの伸びを示し、前年同月比で倍増していることが伝えられ、海運株の見直し機運が株高に反映されている。大手3社は7月31日に16年3月期の営業利益見通しをそろって下方修正しているが、株価的にはこれがダメ押しとなって買い戻しを誘う流れとなっている。足もとの為替の円安傾向もドル建て決済の海運各社にとってポジティブに作用している。

郵船の株価は12時30分現在355円(△9円)
商船三井の株価は12時30分現在383円(△8円)
川崎汽の株価は12時30分現在287円(△5円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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