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【材料】トヨタ---第1四半期は増収増益、日本の収益性が大幅に向上


トヨタ<7203>が4日に発表した2016年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比9.3%増の69,876億円、営業利益が同9.1%増の7,560億円、四半期純利益が同10.0%増の6,463億円となった。日本、海外を合わせた連結販売台数は211.4万千台と前年同期比では12.7万台(5.7%)減少したものの、為替変動の影響、原価改善努力などにより増収増益での着地となった。

所在地別営業利益では、為替換算差などの影響で欧州が、販売台数減少の影響でアジアが減益となった一方で、北米は販売台数の増加に加えて原価改善の努力、中南米・オセアニア・アフリカ・中近東は価格改定などの営業面の努力により増益となった。利益率向上が顕著だったのが日本で、為替変動の影響や原価改善の努力により、営業利益は前年同期比1,098億円増(30%増)の4,758億円となった。

なお、通期売上高見通しを275,000億円から278,000億円(前期比2.1%増)へ上方修正した。利益は据え置きで営業利益は同1.8%増の28,000億円、当期純利益が同3.5%増の22,500億円を見込む。

《SY》

 提供:フィスコ

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