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【材料】本日の注目個別銘柄:TAC、スタートトゥ、村田製など(訂正)


下記のとおり修正します。
(誤)<7296> FCC 子の影響を除くと、
(正)<7296> FCC この影響を除くと、

<7267> ホンダ 4328.5 +349
大幅高スタート。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は2393億円で前年同期比16.4%増益、1900億円レベルの市場予想を大きく上回る着地となった。北米販売の好調に加えて、コストダウン効果なども示現する格好に。野村では投資判断を「リデュース」から「ニュートラル」に格上げ、北米やインドネシア、インドで四輪車の新型車効果により採算改善が一定程度期待でき、日本の悪化などを吸収できるといった見方にも。

<8306> 三菱UFJ 884 -16
買い先行後は伸び悩み売り優勢に。先週末に第1四半期決算を発表、純利益は2778億円で前年同期比16%増益、市場予想をやや上回る着地となっているが、インパクトは限定的のようだ。一方、政策保有株に関しては、先の観測報道通り、保有を継続する経済合理性に関する目標値を下回っているのは20%とされている。メガバンクの中では唯一、具体的な計数が示された格好だが、目先的には、相対的に保有株の削減は限定的ではといった見方にも。

<6981> 村田製 19025 +625
続伸。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は640億円で前年同期比73.3%増、会社計画は90億円程度上回ったとみられているほか、市場コンセンサスもやや上回る着地に。ただ、先の観測報道通りの水準であり、インパクトは限定的とみられる。一方、会社側では説明会において、中国スマホメーカーの動向に対して相対的に強気の見方を示しており、過度な先行き懸念の後退にはつながっているようだ。

<4319> TAC 268 +54
急伸。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は8.1億円で前年同期比40.5%増益、上半期予想6.6億円、通期予想6.3億円を大きく上回る水準となった。第1四半期は収益水準が膨らむ傾向にあるものの、前年同期との比較でも大幅増益となっており、業績上振れ期待は高まる状況に。また、TMMCとの資本業務提携も発表、医療事務人材サービスの拡大期待にもつながっているようだ。

<3092> スタートトゥ 4355 +380
大幅続伸で高値更新。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は37.3億円で前年同期比29.5%増益となっている。ほぼ市場予想どおりの水準で着地する格好に。野村では、今後ファッション業界では店舗とネットの融合を目指した「オムニチャネル戦略」の本格稼働が見込まれ、同社のプレゼンス向上が加速度的に進む可能性があるとして、目標株価を4000円から4750円に引き上げ。ゴールドマン・サックス(GS)でも、トップライン成長の加速が確認できたとして中期成長にポジティブとの見方。目標株価を3700円から4050円に引き上げている。

<7296> FCC 2135 +185
大幅続伸。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は15億円で前年同期比35.2%減益、市場予想は20億円強の水準であった。また、通期予想は従来の108億円から94億円に下方修正している。ただ、IFRS適用による減損損失約14億円の計上が業績下振れの主因、この影響を除くと、市場予想も上回る業績回復と捉えられる格好に。

<4208> 宇部興産 236 +19
強い動きが目立つ。先週末の引け後に第1四半期の決算を発表している。営業利益は95.8億円で前年同期の2.3億円からは大きく改善、市場コンセンサス75億円レベルも大きく上回った。上半期計画に対する進捗率は68%、通常は第1四半期の収益水準は低い傾向であるため、業績上振れへの期待感が高まる格好に。原油安などを背景とした化学セクターの好調が主因と捉えられる。

<3401> 帝人 420 -33
大幅続落。先週末に好決算を発表しているが、野村では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に投資判断を格下げしており、利食い売りのきっかけにもつながっているようだ。今期予想は上方修正しているものの、新興国経済の減速でアラミド繊維の伸びが今後鈍化すると予想、17.3期以降の業績予想を下方修正しているもよう。来期の営業利益は今期予想比で横ばいを想定。

<6988> 日東電工 8984 -406
大幅反落。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は266億円で前年同期比37.6%増益、市場コンセンサスは下回ったが、先の観測報道数値230億円前後は大きく上回っている。ただ、説明会では中国スマホ向けの先行きに対する警戒感も示しているもようであり、あらためて先行き懸念へとつながっているようだ。ジェフリーズでは投資判断を「バイ」から「ホールド」に格下げ、目標株価も11200円から8600円に引き下げている。

<5302> 日本カーボン 375 +16
買い優勢。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は11.7億円で前年同期比7.5倍、従来予想の9億円を上回る着地地になっている。四半期ベース比較でも、4-6月期は7.3億円で1-3月期の4.4億円から大幅増益の格好に。黒鉛電極の事業環境に対する懸念はあったなか、炭化ケイ素連続繊維など期待製品の伸長がより想定される状況にもなっている。
《XH》

 提供:フィスコ

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