【材料】コロプラが大幅反落、３Ｑ経常は37％増益着地発表も新規タイトル発表の来期ズレ込みを嫌気

　　コロプラ<3668>が大幅反落。朝方から売り先行スタートとなり、前場半ばには前日比2693円安の2432円と下落。その後も大幅安水準でもみ合う動きが続いている。29日大引け後に発表した2015年９月期第３四半期累計（14年10月－15年６月）経常利益(非連結)は前年同期比36.9％増の231億円に拡大し、通期計画の300億円に対する進捗率は77.2％に達し、さらに前年同期の71.8％も上回った。前期に配信開始のゲーム「白猫プロジェクト」など課金収入が伸びたうえ主力ゲームのアジア圏配信が寄与。国内アプリＱＡＵは約100万増の780万件と伸びた。四半期売上高27.1％増の181.77億円と伸び２期続いた160億円台から180億円台へとステージを上げた。しかし、新規タイトルの発売については、７－９月期（第４四半期）に間に合いそうになく、来期の第１四半期以降になりそうだとの一部報道もあり、利益確定売りに失速した格好に・・。
（執筆者：熱田和雄　ストック・データバンク）