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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 20,350円~20,550円。

 米ダウ平均は、注目のFOMCの声明で、自国経済に対して前向きなコメントながら、懸念材料である9月の利上げについては、特に注目するような声明が無かった安心感から大幅続伸。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)155円(円建て)高と、値上がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方も買い先行から、上昇しての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、欧米の株式市場が堅調だったことから、幅広い銘柄に買戻しの動きが見られる公算で、特に内需株セクターは、ファーストリテールやセブンイレブンが、この環境下で最高値を更新するなど堅調なことから、本日の取引でも活況な値動きが期待されるが、今日・明日に主要銘柄の決算発表を控えているハイテクセクターは、内容を見極めたいとやや方向感の乏しい展開が予想される。

 テクニカル的には、昨日の取引でも日経平均の安値を、75日移動平均線(20,191円前後)が支えたことから、同移動平均線が引き続き下値支持線となりそうで、上値は25日移動平均線(20,368円前後)が目先の抵抗線であるが、20,500円台を越えてくると、全ての移動平均線を上抜き、リバウンドに弾みが付きそうである。

 新興市場では、ジャスダック平均は、25日移動平均線(2,770ポイント前後)が下値を支えているが、上値は5日移動平均線(2,804ポイント前後)と、一目均衡表の転換線(2,813ポイント前後)が抑えており、ここを上抜くと次の抵抗線は、ボリンジャーバンドの+1σ(2,817ポイント前後)と見られ、マザーズ指数は、25日移動平均線(984ポイント前後)~75日移動平均線(959ポイント前後)のレンジでの売買が想定される。

 本日の予想レンジ 20,350円~20,550円。(ストック・データバンク 編集部)

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