【材料】日立建機は反発、第１四半期営業利益は６３％減も目先悪材料出尽くし

　日立建機<6305>は反発。同社は２８日取引終了後、１６年３月期の第１四半期（４～６月）連結決算を発表。売上高は１７７３億５５００万円（前年同期比５．５％減）、営業利益は４９億４９００万円（同６２．６％減）、最終利益は２７億９７００万円（同４６．９％減）だった。建設機械の需要は北米では前年同期並みの推移で、欧州では国ごとに差異はあるものの、全体として前年同期を若干下回った。また、中国では不動産投資の鈍化や、地方における公共工事の減少から大きく落ち込んでおり、売上高、利益ともに低調だった。しかし、株価は足もとの低調な業績を事前に織り込みつつ、調整が進んでおり、目先の悪材料出尽くし感から空売りの買い戻しを誘うかたちとなっている。

日立建機の株価は９時１２分現在１９９１円（△３５円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）