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【市況】あす(29日)の株式相場見通し=3日続落受け自律反発、先物主導には警戒感

 あす(29日)の東京株式市場は、上海株式相場の動向など波乱要因が継続する可能性はあるものの、3日続落の後を受けて日経平均株価は自律反発に転じることになりそうだ。
 28日の東京株式市場は、前日の8%を超える上海総合指数の急落や欧米株式相場の下落基調を嫌気して、前場に一時前日比279円安まで下落する場面があった。ただ、その後、上海株の下げ渋りや外国為替市場での円安・ドル高進行を受けて、日経平均株価は急速に下落幅を縮小する推移となった。
 こうした値動きについて市場関係者からは「株価指数先物主導で全体相場が乱高下することに対する警戒感から、決算発表を評価して買い進もうとする動きが抑えられている」との見方が出ていた。
 28日の東京株式市場は、売り優勢で下落幅を広げる展開となったものの、後場に入り日経平均株価は、一時プラス圏に浮上するなど切り返す場面もあった。結局終値は、前日比21円21銭安の2万328円89銭と3日続落した。
 日程面では、光学材料、電子材料、接合材料などの製造・販売を手掛けるデクセリアルズ<4980>が東証1部に新規上場する。このほか、全国財務局長会議、6月の商業動態統計、6月の専門量販店販売統計速報に注目。海外では、米6月の中古住宅販売仮契約、米マイクロソフトが基本ソフト「ウィンドウズ10」の提供開始などが焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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