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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は続落、格下げへの懸念が売り圧力


【ブラジル】ボベスパ指数 49245.85 -1.13%
24日のブラジル株式市場は6日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比560.78ポイント安(-1.13%)の49245.85で取引を終えた。49831.46から48624.14まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは14、値下がりは52であった。

ブラジルの財政再建に対する姿勢が後退したとの見方から、格下げへの懸念が引き続きブラジル株の売り圧力になった。また、中国、ユーロ圏の7月製造業PMIの悪化や、米国の6月新築住宅販売の減少から、世界的に株安となっていること。NY原油先物が47ドル台まで下落したことなども、売りにつながった。

【ロシア】MICEX指数 1595.61 -1.27%
24日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比20.53ポイント安(-1.27%)の1595.61で取引を終了した。1622.29から1593.11まで下落した。


この日発表の中国の7月財新製造業PMI、ユーロ圏やドイツの7月製造業PMI速報値が低下したこと。また、米国の6月新築住宅販売件数が予想に反して大きく減少したことを受けた世界的な株安に、ロシア株も連れ安となった。また、ブレント原油先物が54ドル台まで下落したことや、金相場の下落なども売り圧力になった。

【インド】SENSEX指数 28112.31 -0.91%
24日のインドSENSEX指数は続落。前日比258.53ポイント安(-0.91%)の28112.31、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.79%(68.25ポイント)安の8521.55で取引を終えた。

買いが先行した後は売りに押され、終盤に下げ幅を一段と拡大させた。前日の欧米株安や弱い中国の経済指標など外部環境の悪化が警戒材料。7月の中国財新製造業購買担当者指数(PMI、速報値)は48.2となり、15カ月ぶりの低水準を記録した。

【中国本土】上海総合指数 4070.91 -1.29%
24日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比53.02ポイント安(-1.29%)の4070.91ポイントと7日ぶりに反落した。

戻り待ちの売りに押される展開。上海総合指数は今月安値を付けた9日(ザラバで3373.54ポイント)から昨日(引値は4123.92ポイント)までの2週間ほどで、約22%も上昇していたため過熱感が意識された。「相場は底入れした」との見方で買われる場面がみられたものの、週末を前に手じまい売りが出ている。取引時間中に発表された7月の財新中国PMI(速報値)は、前月比で1.2ポイント低下の48.2ポイント。2014年4月以来の低水準に落ち込んでいる。

《NH》

 提供:フィスコ

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