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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):古河池、GMO-CH、岩井コスモ、ナノキャリア

■古河電池 <6937>  965円  +150 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 17日、古河池 <6937> が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2.2億円→7億円に3.2倍上方修正。従来の16.0%減益予想から一転して2.7倍増益見通しとなったことが買い材料。国内向け補修用四輪電池や海外向け鉄道用電池の販売が伸びることが寄与。タイ子会社の業績好調も上振れに貢献する。

■GMO-CH <7177>  1,023円  +72 円 (+7.6%)  本日終値
 17日、GMO-CH <7177> [JQ]が16年3月期第1四半期連結決算の速報値を発表。第1四半期(4-6月)の経常利益が前年同期比2.5倍の30.9億円に急拡大したことが買い材料。売上高にあたる営業収益は同63.6%増の78.3億円に拡大した。なお、正式な決算数値は7月24日に発表する予定としている。

■岩井コスモ <8707>  1,609円  +24 円 (+1.5%)  本日終値
 17日、岩井コスモ <8707> が16年3月期第1四半期連結決算の速報値を発表。第1四半期(4-6月)の経常利益が前年同期比2.4倍の14.4億円に急拡大したことが買い材料。売上高にあたる営業収益は同24.6%増の53.9億円に拡大した。なお、正式な決算数値は7月24日に発表する予定としている。

■ナノキャリア <4571>  1,163円  +16 円 (+1.4%)  本日終値
 17日、ナノキャリア <4571> [東証M]がナノ粒子型抗がん剤「NC-6004」の米国フェーズⅠb臨床試験が予定通り完了し、フェーズⅡへ移行することが決定したと発表したことが買い材料。フェーズⅡは複数の適応症を対象に実施するバスケットデザイン試験として対象疾患を非小細胞肺がん、膀胱がん、胆道がんの3つに拡大して開始する。バスケットデザイン試験は有効性の高いがん種を短期間で見出し、早期の承認申請に向けた次ステージへの移行をスムーズにする効率的な試験システムで、試験期間は2年間を予定。早期の承認取得による将来的な収益貢献に期待する買いが向かった。

■日本写真印刷 <7915>  2,237円  +29 円 (+1.3%)  本日終値
 17日、日写印 <7915> がHIGルクセンブルクホールディングスの株式を取得し、同社と傘下のベルギーARMを子会社化すると発表したことが買い材料。買収価格は約162億円。ARMは飲料品などのラベルやパッケージ用の蒸着紙を世界80ヵ国で販売する業界トップの蒸着紙メーカーで、ベルギーやイタリア、米国に生産拠点を持つ。発表を受けて、飲料品など食品外装向けへの参入による産業資材事業の拡大に期待する買いが向かった。

■技研製作所 <6289>  1,742円  -158 円 (-8.3%)  本日終値
 17日、技研製 <6289> [a東証2]が300万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限45万株の第三者割当増資の実施を発表。新株発行が最大で発行済み株式数の約15.8%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が嫌気された。発行価格は7月28日から31日までのいずれかの日に決定。最大で約57億6000万円の調達資金については、借入金の返済や設備投資資金に充てる。

■長府製作所 <5946>  2,790円  -161 円 (-5.5%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 17日に業績修正を発表。「今期経常を一転27%減益に下方修正」が嫌気された。
 長府製 <5946> が7月17日大引け後(15:00)に業績修正を発表。15年12月期の連結経常利益を従来予想の69億円→50億円(前期は68.1億円)に27.5%下方修正し、一転して26.6%減益見通しとなった。
  ⇒⇒長府製作所の詳しい業績推移表を見る

■ピクセラ <6731>  152円  +50 円 (+49.0%) ストップ高   本日終値
 17日、ピクセラ <6731> [東証2]がOak <3113> [東証2]を割当先とする第三者割当増資の実施と新株予約権の発行により、13.4億円を調達すると発表したことが買い材料視された。調達する資金は債務超過の解消と社債の償還に充てるほか、IoT(モノのインターネット)事業推進におけるZ-Waveセンサーの開発やLTE通信向けの機器の開発などに充当する。

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