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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):日本マイクロ、クルーズ、ミツミ、TSIHD

■日本マイクロニクス <6871>  2,881円  +249 円 (+9.5%)  本日終値
 日本マイクロ <6871> [JQ]が急反発。日経新聞が17日付で、「半導体検査器具大手、日本マイクロニクスの2014年10月~15年6月期の連結営業利益は、前年同期に比べ7割増の40億円程度になったもようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「スマートフォンやタブレット(多機能携帯端末)の市場拡大を背景に、半導体メモリーなどの検査に用いる『プローブカード』が好調だった」という。8月6日に予定する第3四半期決算発表を控え、好調な決算を期待した買いが向かった。

■クルーズ <2138>  5,090円  +330 円 (+6.9%)  本日終値
 16日に発表した「『Card King : Dragon Wars』世界配信」が買い材料。
 子会社Card Kingがトレーディングカードゲーム「Card King : Dragon Wars(カードキング:ドラゴンウォーズ)」iOS 版の世界配信を開始。トレーディングカードゲームは世界規模で高い人気を誇るゲームジャンル。

■ミツミ電機 <6767>  832円  +19 円 (+2.3%)  本日終値
 16日、ミツミ <6767> が発行済み株式数(自社株を除く)の8.00%にあたる700万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。買い付け期間は7月17日から10月30日まで。このうち615万株を17日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」(買い付け価格は16日終値の813円)で取得する。同時に、200億円のユーロ円建て新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行すると発表したが売り材料視はされなかった。調達資金は150億円をスマートフォン関連部品などの設備投資資金や運転資金に、50億円を自社株取得に充てる。

■TSIホールディングス <3608>  860円  +5 円 (+0.6%)  本日終値
 TSIHD <3608> が続伸。日経新聞が17日付で「アパレル大手のTSIホールディングスは、中期経営計画の最終年度である2018年2月期に、連結営業利益で今期予想比約6倍の140億円を目指す方針だ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「国内外でM&A(合併・買収)を進めるほか、不採算ブランドの整理と店舗閉鎖で収益性を高める」という。93年2月期の過去最高益(86億円)を大幅に上回る利益目標を好感する買いが向かった。

■アドソル日進 <3837>  1,470円  +300 円 (+25.6%) ストップ高   本日終値
 アドソル日進 <3837> [JQ]がストップ高。日経産業新聞が17日付で「システム開発でジャスダック上場のアドソル日進は、産業機器などがサイバー攻撃を受けても被害部分を隔離することで拡大を防ぐ組み込み型基本ソフト(OS)の提供を始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると「米リンクス・ソフトウエア・テクノロジーズ製のOSを国内で展開、あらゆる機器がネットにつながる『インターネット・オブ・シングス(IoT)』機器を狙う攻撃に対抗する」という。今後成長が見込まれるIoT機器向けのセキュリティ対策ソフトによる業績への寄与に期待する買いが向かった。

■大和コンピューター <3816>  1,501円  +300 円 (+25.0%) ストップ高   本日終値
 16日、大和コン <3816> [JQ]が人工光型植物工場を運営するグリーンクロックス(非上場)と資本提携すると発表したことが買い材料。グリーンクロックスは、大阪府立大学植物工場研究センターが開設した全国で唯一の完全閉鎖人工光型植物工場を利用して野菜の生産、販売を手掛ける。同社の統合環境制御システムによる施設園芸と、グリーンクロックスの人工光型植物工場の強みを活かし、ICT(情報通信技術)を軸にした連携を進める。発表を受けて、グリーンクロックスとの相乗効果による競争力強化や収益貢献に期待する買いが向かった。

■日本ビューホテル <6097>  2,740円  +484 円 (+21.5%)  本日終値
 16日、東証が日本ビューホ <6097> [東証2]を23日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■アクロディア <3823>  743円  +100 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値
 16日、アクロディア <3823> [東証M]が独DCT社が開発した無線映像伝送の組み込みソフトウェア「xBounds(クロスバウンズ)」についてライセンス契約を結んだと発表したことが買い材料。「クロスバウンズ」はスマートフォン(スマホ)などの画面をミラーリングできる技術。同社はその基礎技術を応用し、カーナビやテレビ、CATV-STB(セットトップボックス)への接続を可能とするスマホの画面転送技術の開発を行う。すでに車載情報端末への組み込みの具体的な検証を行っているほか、将来的にはスマホなどのモバイルデバイスと連携させたソリューションの提供により市場獲得を目指す方針。発表を受けて、「クロスバウンズ」技術の活用による事業領域の拡大に期待する買いが向かった。

■駅探 <3646>  775円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値
 駅探 <3646> [東証M]が連日ストップ高まで買われた。16日昼、訪日外国人向けサービスなどに活用できる「旅程検索システム」を開発したと発表したことが引き続き買い材料視された。「旅程検索システム」は観光などに費やす時間を指定することで、決められた時間内に利用者の趣味嗜好に合った観光名所を周遊するルートが検索できるサービス。急増する訪日外国人向けのサービスによる収益への寄与に期待する買いが続いている。

■TASAKI <7968>  2,472円  +172 円 (+7.5%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 16日、TASAKI <7968> が発行済み株式数(自社株を除く)の24.5%にあたる434万7800株(金額で100億円)を上限に、17日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は16日終値の2300円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

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