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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):コア、スーパツール、フィスコ、ブイキューブ

■コア <2359>  933円  +79 円 (+9.3%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 15日、コア <2359> がカプセルウェア(非上場)と協業し、情報漏洩対策ソフト「カプセルウェア SafeProject」の販売を開始したと発表したことが買い材料。「カプセルウェア SafeProject」は、部外者による特定フォルダからの機密情報データの複製や持ち出しをカプセルで暗号化することで機密情報を保護するソフト。 マイナンバー制導入を控え、情報漏洩対策が急務となる企業向けに販売するとしており、業績への寄与に期待する買いが向かった。

■スーパーツール <5990>  515円  +42 円 (+8.9%)  本日終値
 15日、スーパツール <5990> [JQ] が16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比70.4%増の3億円に拡大して着地したことが買い材料。四半期ベースとしては過去最高益(2.2億円)を9四半期ぶりに更新した。太陽光発電関連の受注や売電収入が伸びた環境関連事業の収益が急拡大したことが寄与。建設関連の作業工具の販売が伸びた金属製品事業も大幅増益に貢献した。上期(4-9月)計画の4.8億円に対する進捗率が63.5%に達したことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■フィスコ <3807>  393円  +31 円 (+8.6%)  本日終値
 15日、フィスコ <3807> [JQG]が発行済み株式数(自社株を除く)の2.75%にあたる100万株(金額で4億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は7月21日から12月21日まで。

■ブイキューブ <3681>  2,037円  +144 円 (+7.6%)  本日終値
 15日、東証がブイキューブ <3681> [東証M]を22日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■進学会 <9760>  670円  +34 円 (+5.4%)  本日終値
 15日、進学会 <9760> が16年3月期の連結最終利益を7.1億円→49.6億円(前期は7億円)に7.0倍上方修正。増益率が0.7%増→7.0倍に拡大し、25期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。保有していた栄光HD <6053> [東証2]の株式を売却したことに伴い,、売却益46.3億円を計上することが主因。最終利益拡大に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→20円(前期は10円)に大幅増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

■サムティ <3244>  1,011円  +37 円 (+3.8%)  本日終値
 15日、サムティ <3244> [JQ] が決算を発表。15年11月上期(14年12月-15年5月)の連結経常利益が前年同期比3.2倍の30.2億円に急拡大して着地したことが買い材料。収益不動産の仕入れ強化などが奏功し、不動産賃貸事業の営業利益が2.8倍に急拡大したことが寄与した。主力の不動産事業も収益マンションや投資用マンションの販売が進み、24%増益と好調だった。通期計画の38億円に対する進捗率が79.6%に達したことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■トリケミカル研究所 <4369>  732円  +8 円 (+1.1%)  本日終値
 15日、トリケミカル <4369> [JQ] が16年1月期の経常利益(非連結)を従来予想の4.6億円→6.4億円に38.7%上方修正。増益率が9.2%増→51.4%増に拡大し、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。スマートフォン用などの半導体製造向けや太陽電池材料向け高純度化学品の販売が伸び、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。

■豆蔵ホールディングス <3756>  661円  +5 円 (+0.8%)  本日終値
 15日、豆蔵HD <3756> が新設する子会社がイデアクロス社からIoT(モノのインターネット)製品の企画開発事業を譲り受けて営業を開始すると発表したことが買い材料。イデアクロス社は決済機能を搭載した業務用タブレットなどIoT製品の企画開発を行ってきたが、なかでもに車両故障診断器である「Allcardia」は、自動車電子制御装置等の故障の検知・整備に必要不可欠なスキャンツールとして1000車種以上に対応し、自動車の電子制御状態を「見える化」する機器として注目されている。事業譲受により、同社は車両故障診断機やドライブレコーダー、高機能業務用タブレットなどIoT製品の企画開発機能を取り込み、グループ企業との連携によりIoT市場への事業展開を加速する方針。発表を受けて、中期的な業績貢献に期待する買いが向かった。

■アクロディア <3823>  643円  -102 円 (-13.7%) 一時ストップ安   本日終値
 15日、アクロディア <3823> [東証M] が15年8月期の連結最終損益を従来予想の400万円の黒字→7億5900万円の赤字(前期は4億3000万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなったこたが売り材料。ソーシャルゲームや新規サービスにおいて追加開発による市場投入の遅れに加え、韓国SNSプラットフォームのサービス本格展開にも遅れが生じ、売上が計画を42.1%も下回ることが響く。

■東京衡機 <7719>  49円  -6 円 (-10.9%)  本日終値
 15日に決算を発表。「3-5月期(1Q)経常は赤字転落で着地」が嫌気された。
 東京衡機 <7719> [東証2] が7月15日大引け後(15:00)に決算を発表。16年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は1700万円の赤字(前年同期は2700万円の黒字)に転落した。
  ⇒⇒東京衡機の詳しい業績推移表を見る

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