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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):大王紙、ガリバー、ディスコ、すかいらーく

■大王製紙 <3880>  1,238円  +91 円 (+7.9%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 大王紙 <3880> が続急伸。日経新聞が14日付で、「大王製紙の2015年4~6月期の連結経常利益は前年同期比26%増の40億円程度になったもようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「国内外で子供向け紙おむつの販売が増えたほか、増産体制を整えた段ボール原紙の販売も好調だった」という。8月7日予定の第1四半期決算発表を控え、増益報道を好感した買いが向かった。

■ガリバー <7599>  1,210円  +79 円 (+7.0%)  本日終値
 13日、ガリバー <7599> が決算を発表。16年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比33.8%増の20.1億円に拡大して着地したことが買い材料。中古車展示販売店の積極的な新規出店が寄与し、30.0%の大幅増収を達成したことが寄与。上期(3-8月)計画の30億円に対する進捗率が67.2%に達したことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ディスコ <6146>  9,960円  +450 円 (+4.7%)  本日終値
 ディスコ <6146> が大幅続伸。日経新聞が14日付で「半導体製造装置を手掛けるディスコの業績が好調だ。2015年4~6月期の連結営業利益は前年同期比6割増の90億円前後と、この期間としては3年連続で過去最高になったようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「スマートフォン(スマホ)などの普及を追い風に半導体メーカーの設備投資が活発だ」という。8月6日予定の第1四半期決算発表を控え、好業績を期待する買いが向かった。

■すかいらーく <3197>  1,667円  +67 円 (+4.2%)  本日終値
 野村証券が13日付ですかいらーく <3197> の投資判断「バイ(強気)」を継続し、目標株価を1500円→1900円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、既存店売上高の伸長持続、客数増を狙った施策の成果が見込める点、食材等原価の抑制、新業態開発の進展などを評価している。同証券では、既存店伸長や出店数の増加、生産性向上を踏まえ、15年12月期の連結営業利益を従来予想の278億円→283億円(会社計画は266億円)に上方修正。続く16年12月期を323億円→345億円、17年12月期を371億円→394億円に引き上げた。

■日本管理センター <3276>  2,173円  +83 円 (+4.0%)  本日終値
 13日、日本管理C <3276> が月次管理戸数を発表。6月の管理戸数が前年同月比19.9%増の6万2546戸となったと発表したことが買い材料視された。15年1-6月期(上期)の実績としても前年度末比10.1%増に伸びた。また、受託が好調で新規引き渡しが増加した結果、平均入居率は88.6%となった。

■川崎重工業 <7012>  565円  +19 円 (+3.5%)  本日終値
 13日、川重 <7012> がワシントン首都圏交通局から地下鉄電車(7000系)220両を追加受注したと発表したことが買い材料視された。契約金額は約4億ドル(約480億円)で、リンカーン工場で製造し、18年から19年にかけて順次納入する予定。今回の受注は10年に受注したベース契約64両に付随する最後のオプション契約220両が行使されたもので、7000系の受注総数は748両、契約総額は14億7000万ドル(約1760億円)になる。米国では今後も北東回廊を中心に都市交通の車両更新や輸送力増強のためのプロジェクトが実施されることが予想されており、受注拡大による収益への寄与に期待した買いが向かった。

■マーベラス <7844>  1,489円  +45 円 (+3.1%)  本日終値
 13日、マーベラス <7844> がオリジナルコンテンツ「幕末Rock」のスマートフォン(スマホ)向けゲームアプリ「幕末Rock 極魂(アルティメットソウル)」の配信を決定したと発表したことが好感された。「幕末Rock」は14年2月にPlayStation Portable用ソフトとして発売され、その後、TVアニメ放映やゲームで使用した楽曲の演奏公演、超歌劇としての舞台化など戦略的コンテンツとして重層的な展開を行っている。発表を受けて、人気コンテンツのスマホ向け展開による業績貢献に期待する買いが向かった。

■コロプラ <3668>  2,415円  +67 円 (+2.9%)  本日終値
 13日、コロプラ <3668> がスマートフォン向けオンラインアプリ「東京カジノプロジェクト」が9日に累計200万ダウンロードを突破したと発表したことが買い材料。「東京カジノプロジェクト」は、華やかなリゾート地を舞台にしたカジノリゾートシミュレーションゲームで、カジノゲームとリゾート育成要素の両方が楽しめるタイトル。Android版を3月18日に、iOS版を4月2日に配信して以降、順調にダウンロード数を伸ばしている。発表を受けて、早期に200万ダウンロードを突破したことを好感した買いが向かった。

■大豊建設 <1822>  515円  -61 円 (-10.6%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 13日、大豊建 <1822> が1000万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限150万株の第三者割当増資を実施を発表。新株発行が最大で発行済み株式数の15.2%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が嫌気された。発行価格は7月22日から27日までのいずれかの日に決定。最大で約63億6200万円の調達資金については、土木・建設事業関連の機材整備センターの新設の資金のほか運転資金の一部に充てる。

■フォーサイド <2330>  238円  +50 円 (+26.6%) ストップ高   本日終値
 フォーサイド <2330> [JQ]が13日、子会社のモビぶっくが新規事業として、投稿型漫画電子書籍出版・販売プラットフォーム「モビぶっくインディーズ」のサービス提供を開始したと発表したことが買い材料。「モビぶっくインディーズ」はスマートフォンやパソコンで様々なオリジナル漫画を閲覧購入、投稿販売することができるサービスサイト。専用アプリが不要なため、インターネットができる環境さえあれば簡単に投稿作品を読むことができる。発表を受けて、新規事業による中期的な業績への貢献に期待する買いが向かった。

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