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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ナガイレーベ、角川ドワンゴ、マネックスG、ゼリア新薬

■ナガイレーベン <7447>  2,450円  +190 円 (+8.4%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 9日、ナガイレーベ <7447> が15年8月期の期末一括配当を従来計画の50円→100円(前期は50円)に大幅増額修正したことが買い材料。従来計画の普通配当50円に、創業100周年記念配当50円を上乗せする。前日終値ベースの期末配当利回りが4.42%に急上昇したことで、配当取り狙いの買いが向かった。

■角川ドワンゴ <9468>  1,477円  +47 円 (+3.3%)  本日終値
 9日、角川ドワンゴ <9468> が同社が手掛ける新たな教育事業として、高等学校設立に向け準備を開始したと発表したことが買い材料視された。同社が持つエンターテイメント性やIT技術を活用し、デジタルネイティブ時代の子供たちに向けて、ネットの新しい高校の設立を目指す。3月に学校法人と通信制高校の設置に関する計画書を沖縄県に提出。16年春の開校を目標としている。

■マネックスグループ <8698>  319円  +8 円 (+2.6%)  本日終値
 9日、マネックスG <8698> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.7%にあたる500万株(金額で16億5000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は7月10日から8月7日まで。

■ゼリア新薬工業 <4559>  1,703円  +21 円 (+1.3%)  本日終値
 ゼリア新薬 <4559> が9日、スイス子会社ティロッツ・ファーマが、英アストラゼネカが販売する炎症性腸疾患治療剤「エンコート」の米国を除く全世界における権利を取得すると発表したことが買い材料。炎症性腸疾患は潰瘍性大腸炎とクローン病からなる消化器官の難病。今回権利を取得する「エンコート」はクローン病の治療薬で、40ヵ国以上での販売実績を持つ。権利取得価格は約265億円。ティロッツ・ファーマは潰瘍性大腸炎の治療薬「アサコール」を50ヵ国で販売しており、「エンコート」の取得により炎症性腸疾患治療薬の拡充を図る。新薬取得による収益貢献を期待する買いが向かった。

■クルーズ <2138>  4,735円  +50 円 (+1.1%)  本日終値
 9日、クルーズ <2138> [JQ]がスマートフォン向けゲーム「HUNTER×HUNTER バトルコレクション」を新たにNTTドコモ <9437> が運営する「dゲーム」向けに配信を開始したと発表したことが買い材料。同タイトルは12年12月にリリースして以来、140万人以上のユーザーを獲得しているカードバトルゲーム。今回、同タイトルの配信先に新たに「dゲーム」が加わることで、新たなユーザー層の獲得を期待する買いが向かった。

■OSG <6136>  2,538円  +11 円 (+0.4%)  本日終値
 9日、OSG <6136> が決算を発表。15年11月期上期(14年12月-15年5月)の連結経常利益は前年同期比40.9%増の109億円に拡大し、従来予想の88億円を上回って着地したことが買い材料。北米や国内の自動車・航空機向けに精密切削工具の販売が好調だったことが寄与。工場稼働率の向上や円安による輸出採算の改善も大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の192億円→216億円に12.5%上方修正。増益率が9.3%増→23.0%増に拡大し、2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期の年間配当は従来計画の36円→46円(前期は34円)に増額修正した。

■ブロードリーフ <3673>  1,241円  -317 円 (-20.4%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 9日、ブロドリーフ <3673> が15年12月期の経常利益(非連結)を45.5億円→24.5億円(前期は40.9億円)に46.2%下方修正。従来の11.0%増益予想から一転して40.2%減益見通しとなったことが売り材料。システム開発において品質面の問題が発生したことに伴い、商品の出荷が遅延することが響く。品質改善コストの増加も利益を圧迫する。

■ジグソー <3914>  10,750円  -1,000 円 (-8.5%)  本日終値
 9日、東証と日証金がジグソー <3914> [東証M]について10日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■吉野家ホールディングス <9861>  1,390円  -93 円 (-6.3%)  本日終値  東証1部 下落率9位
 9日に決算を発表。「3-5月期(1Q)経常は37%減益で着地」が嫌気された。
 吉野家HD <9861> が7月9日大引け後(16:00)に決算を発表。16年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比36.8%減の5.9億円に落ち込み、3-8月期(上期)計画の12億円に対する進捗率は49.8%にとどまったものの、5年平均の29.1%を上回った。
  ⇒⇒吉野家ホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■ローツェ <6323>  520円  +80 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値
 9日、ローツェ <6323> [JQ] が16年2月期の連結経常利益を従来予想の10.5億円→22.4億円に2.1倍上方修正。増益率が19.2%増→2.5倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。台湾で半導体ウエハー搬送機の受注が伸び、売上が計画を16.6%も上回ることが寄与。ベトナム生産工場の稼働率向上も利益を押し上げる。

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