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【経済】ソニー「PS Vita」が中国で苦戦、販売促進に向けて11.5%値下げ


ソニー<6758>傘下のソニー・コンピュータエンタテインメントがこのほど、中国で携帯ゲーム機「プレイステーション(PS) Vita」の値下げに踏み切った。中国公式ウェブサイトで示された最新の小売価格(通常版)は1149人民元(約2万2400円)。従来の1299人民元から150人民元(11.5%)の幅で引き下げられた。現地メディアが9日伝えた。

販売の伸び悩みが背景にあるもよう。ソフトウエアの種類が限られていることに加え、「水貨」と呼ばれる並行輸入品の存在が痛手となっているようだ。販売増の期待できる夏休みを前に、値下げを断行したとみられている。

「PS Vita」は今年3月20日、据え置き型ゲーム機「PS4」などと同じタイミングで中国販売が始まった。中国では昨年、家庭用据え置き型ゲーム機の生産・販売が13年ぶりに解禁されている。これを受けてソニーは、現地法人を通じて上海東方明珠集団(600832/SH)の傘下企業と合弁会社を設立。ハード担当の上海東方明珠索楽文化発展公司、ソフト担当の索尼電脳娯楽(上海)公司をそれぞれ立ち上げている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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