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【通貨】あす(10日)の為替相場見通し=中国・ギリシャ情勢を注視

 あすの東京外国為替市場のドル円相場は依然、中国・ギリシャ情勢に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=120円70~122円20銭。この日は、前日の中国株安の影響で一時120円40銭まで値を下げたが、上海市場で株価が上昇するとリスクオフ姿勢が後退し121円50銭台まで値を戻した。この日は中国株安が一服したが、あす以降の状況は依然、不透明であり、なお中国株式市場を横目に睨む展開が続きそうだ。また、ギリシャ情勢も目が離せない。ギリシャの金融支援交渉を巡っては12日に緊急のEU(欧州連合)首脳会議が開かれ、最終合意が目指される見通し。ギリシャがユーロ離脱となるかどうかの大きな分岐点となるとみられ、その結果を確かめるため、あすは様子見気分が出る可能性がある。また、今晩は米国で新規失業保険申請件数が発表されるほか、米連邦準備制度理事会(FRB)のブレドナー理事の講演などがある。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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