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【市況】東京株式(前引け)=買い戻しやや優勢も上値重い

 30日前引けの日経平均株価は前日比23円高の2万133円と小幅反発。前場の東証1部の売買高概算は11億9695万株、売買代金概算は1兆1655億6000万円。値上がり銘柄数は950、対して値下がり銘柄数は794、変わらずは143銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、売り買い交錯となった。前日の欧米株市場はギリシャのデフォルト懸念が強まったことを受け総じて波乱展開となり、米国株市場ではNYダウが350ドル安と急落、リスクオフの流れが強まっているが、東京市場は前日の大幅な下げの反動で買い戻しが先行するかたちとなった。ただ、買い戻し一巡後は上値も重く、中国・上海株が大きく下げていることもあり、前引けはきょうの安値近辺で着地している。銀行など売買高上位の主力株には安いものが多い。
 個別ではイオン<8267>が高く、ファーストリテ<9983>も堅調。JAL<9201>も買いが先行している。大東紡織<3202>、林兼産業<2286>など低位株の一角が物色人気を集めたほか、東急建設<1720>、山一電機<6941>なども値を飛ばしている。一方、ソフトバンク<9984>が軟調、三菱UFJ<8306>も商い高水準ながら売りが先行している。ソニー<6758>も値を下げた。このほかenish<3667>、秀英<4678>が大幅安となっている。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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