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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):日本フォーム、キユソ流通、柿安本店、アゼアス

■日本フォームサービス <7869>  302円  +20 円 (+7.1%)  本日終値
 25日、日本フォーム <7869> [JQ]が株主優待制度を導入すると発表したことが買い材料。毎年9月末日現在で1000株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード2000円分を贈呈する。発表を受けて、株主還元の強化を好感する買いが向かった。

■キユーソー流通システム <9369>  2,065円  +112 円 (+5.7%)  本日終値
 25日、キユソ流通 <9369> が15年11月期上期(14年12月-15年5月)の連結経常利益を従来予想の11.7億円→16.9億円に44.4%上方修正。増益率が0.3%増→44.9%増に拡大し、11期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。物流の新規取引や既存取引の拡大で、売上が計画を上回ったことが寄与。共同物流事業で業務合理化が進み、採算が改善したことも上振れに貢献した。

■柿安本店 <2294>  2,010円  +71 円 (+3.7%)  本日終値
 25日、柿安本店 <2294> [JQ]が16年2月期より3年間の平均総還元性向(3年間の最終利益の合計に対する配当金と自社株取得金額の合計の比率)を概ね100%を目標とする方針を発表したことが買い材料。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の8.44%にあたる100万株(金額で19億3900万円)を上限に、26日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は25日終値の1939円)を実施すると発表。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■アゼアス <3161>  757円  +22 円 (+3.0%)  本日終値
 25日、東証が26日売買分からアゼアス <3161> [東証2]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■アイサンテクノロジー <4667>  2,230円  +30 円 (+1.4%)  本日終値
 25日、アイサンテク <4667> [JQ]が三英技研と両社が保有する特許のクロスライセンス契約を結ぶと発表したことが買い材料。三英技研は道路設計・三次元モデルなどの技術を得意とするソフト開発企業。対象となる特許は、道路構造令に基づき、安全な走行を担保するために不可欠なクロソイド曲線に関連する特許を含むものとなる。三英技研とは今後も道路「幾何」構造に着目した技術開発を積極的に進め、安全かつ快適な自動走行支援への技術提案、実用的な高精度三次元地図提供の実現に向けた取り組みを進める方針。

■さが美 <8201>  219円  -31 円 (-12.4%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 25日、東証と日証金がさが美 <8201> について26日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■カンロ <2216>  440円  -17 円 (-3.7%)  本日終値
 25日、カンロ <2216> [東証2]が15年6月上期の連結経常損益を6000万円の赤字→1億5500万円の赤字(前年同期は2500万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなったことが売り材料。袋のど飴やポケットキャンディなどの売上高減少による売上原価率の上昇や、営業外費用の増加が響いた。

■ミニストップ <9946>  2,143円  +68 円 (+3.3%)  本日終値
 25日に発表した「ベトナム経営コンサル会社を子会社化」が買い材料。
 ベトナムの経営コンサル会社VKCを子会社化。VKCの子会社であるミニストップ事業の運営会社とエリアフランチャイズ契約を締結し、ベトナムにおけるミニストップの店舗展開を拡大する。

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