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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):INV、北洋銀、トリドール、Jフロント

■INV <8963>  62,800円  +3,800 円 (+6.4%)  本日終値
 25日に業績修正を発表。「今期経常を一転12%増益に上方修正・最高益、分配金も112円増額」が好感された。
 INV <8963> [東証R] が6月25日大引け後(15:50)に業績・配当修正を発表。15年6月期の経常利益を従来予想の19億円→22億円(前期は19.5億円)に15.7%上方修正し、一転して12.5%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
  ⇒⇒INVの詳しい業績推移表を見る

■北洋銀行 <8524>  539円  +23 円 (+4.5%)  本日終値
 野村証券が25日付で北洋銀 <8524> の投資判断を「ニュートラル(中立)→バイ(買い)」に引き上げ、目標株価を520円→620円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、同行が中期計画で掲げているリテール業務シフトの収益貢献が当面続くうえ、15年3月期第4四半期に積極化した有価証券運用で、ROEの水準が切り上がると判断している。同証券では、16年3月期の連結経常利益を従来予想の215億円→295億円(会社計画は265億円)に上方修正し、続く17年3月期も198億円→283億円に引き上げた。

■トリドール <3397>  1,668円  +58 円 (+3.6%)  本日終値
 トリドール <3397> が4日ぶりに反発。日経新聞が26日付で「讃岐うどん店『丸亀製麺』を運営するうどんチェーン最大手のトリドールはオランダの外食大手を10億円超で買収する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「ウォク・トゥ・ウオーク・フランチャイズ(アムステルダム市)の第三者割当増資を引き受け、全株式の6割超を7月に取得する」という。海外事業の拡大による収益向上に期待した買いが向かった。

■Jフロント <3086>  2,394円  +37 円 (+1.6%)  本日終値
 25日、Jフロント <3086> が決算を発表。16年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比19.6%増の126億円に伸びて着地したことが買い材料。百貨店事業、パルコ事業で訪日外国人向けの販売が好調だったことが寄与。持分法投資利益の拡大も増益に大きく貢献した。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の425億円→445億円に4.7%上方修正。増益率が5.2%増→10.1%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

■夢真ホールディングス <2362>  787円  -44 円 (-5.3%)  本日終値
 25日、夢真HD <2362> [JQ]が海外募集による903万2400株の自己株処分を実施すると発表。処分株数が発行済み株式総数の約12.1%に相当することから、株式需給悪化が嫌気された。処分価格は748円。調達資金約65億円は、60億円を高付加価値な人材派遣事業の基盤拡大のための企業買収資金の一部に、残額を18年9月期までに海外人材の日本への紹介事業をはじめとしたグループの新たな柱となる事業への投資や人材派遣事業の規模拡大に伴う運転資金に充てる。

■アエリア <3758>  2,741円  +500 円 (+22.3%) ストップ高   本日終値
 26日に発表した「アエリア、第三者割当増資の実施を発表」が買い材料視された。
 第三者割当により発行される株式及び新株予約権の募集に関するお知らせ
  ⇒⇒アエリアの会社開示情報を見る

■ラクオリア創薬 <4579>  509円  +80 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値
 25日、ラクオリア <4579> [JQG]がアシッドポンプ拮抗薬の新規用途に関する特許が日本で特許査定を受けたと発表したことが買い材料。アシッドポンプ拮抗薬は、カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)とも呼ばれる新しい作用機序の胃酸分泌関連疾患治療剤。今回の特許発明により、アシッドポンプ拮抗薬の消化管運動に関する新しい用途が見出され、消化管機能調整剤や消化管運動賦活化剤として使用する権利が認められた。発表を受けて同薬の用途の広がりに伴う将来的な収益貢献に期待する買いが向かった。

■ネオス <3627>  776円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 25日、ネオス <3627> がプリペイドカードサービスの国内最大手であるバリューデザインの株式6.15%を取得し、スマートフォン(スマホ)決済での協業を主軸に業務提携すると発表したことが買い材料。バリューデザインは、企業が自社ブランドで電子マネー(ギフトカードやリチャージ可能なプリペイドカード)を発行できるカードプロセッシングシステムやカード会員管理システムをASP サービスとして展開。国内外で約500社、3万3000店舗への導入実績を持つ。提携により、両社はAppleのPassbookアプリとAndroid向けのPassbook互換アプリを活用したスマートフォンでの店頭決済を実現する。さらにチャージや決済に連動した残高表示機能やカード利用状況、顧客属性に基づく企業側からの情報配信機能などを提供することで、販促マーケティングツールを備えた総合電子決済ソリューション化に向けて協力する。また、アジア圏を中心とした海外におけるスマートフォン展開も共同で推進する。発表を受けて、相乗効果による中期的な収益押し上げに期待する買いが殺到した。

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