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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):特種東海、オンワード、ラオックス、あさひ

■特種東海 <3708>  328円  +42 円 (+14.7%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 特種東海 <3708> が続急伸。日経新聞が23日付で「特種東海製紙は2017年3月期から、リニア中央新幹線の工事が年6億円程度の経常増益要因になりそうだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「社有林の地下を新幹線が通るため、工事用地の賃貸料などが発生する」という。リニア工事に伴う、長期的な利益底上げを期待する買いが向かった。

■オンワード <8016>  866円  +43 円 (+5.2%)  本日終値
 22日、オンワード <8016> がラオックス <8202> [東証2]と日本製の衣料品を海外向けに販売する合弁会社を設立すると発表したことが買い材料視された。日本の優れたモノ創り技術や洗練された生活文化を反映した高品質・高感度な「ジャパン クオリティ」の生活文化製品を、アジアをはじめとする世界への提供を目指す。合弁会社は9月1日付で設立する予定で、オンワードが51%、ラオックスが49%出資する。3年以内に売り上げ200億円を目指すという。

■ラオックス <8202>  423円  +21 円 (+5.2%)  本日終値
 22日に発表した「オンワードと合弁会社設立」が買い材料。
 オンワード <8016> とファッション衣料などの生活文化製品の企画・生産・販売事業を手掛ける合弁会社を設立へ。日本の優れたモノ創り技術や洗練された生活文化を反映した高品質・高感度な「ジャパン クオリティ」の生活文化製品を、アジアをはじめとする世界への提供を目指す。

■あさひ <3333>  1,208円  +51 円 (+4.4%)  本日終値
 あさひ<3333>が続伸し、4月3日以来となる1200円台タッチ場面も・・。22日大引け後(15:00)決算発表の2016年2月期第1四半期(3-5月)経常利益(非連結)は前年同期比6.9%減の24.5億円にとどまったものの、上期(3-8月期)計画30.7億円に対する進捗率が80.0%に達し、直近5年平均の69.4%も上回ったことが買い材料視されているようだ。サイクルロードレースが華やかだった2000年代が過ぎ、街乗りの同社製自転車販売も13年2月期から経常減益に転じかつ減益幅が拡大する状況に。

■ファンケル <4921>  1,629円  +55 円 (+3.5%)  本日終値
 22日、ファンケル <4921> が5月の連結売上高は前年同月比16.8%増となったと発表したことが買い材料。主力の化粧品が19.2%増と大きく伸びたうえ、栄養補助食品も17.5%増と好調だった。同社の月次売上高は3月が19.2%減に落ち込んだが、4月は30.3%増に急拡大。伸び率はやや鈍ったものの、5月も2ケタ増収を確保したことが好感された。

■日伝 <9902>  3,225円  +80 円 (+2.5%)  本日終値
 22日、日伝 <9902> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.23%にあたる3万6000株(金額で1億1500万円)を上限に、23日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は22日終値の3145円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■東邦ガス <9533>  766円  +10 円 (+1.3%)  本日終値
 22日、邦ガス <9533> が発行済み株式数の0.86%にあたる469万株の自社株を消却すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は6月30日。

■FFRI <3692>  8,510円  -1,100 円 (-11.5%)  本日終値
 22日、東証と日証金がFFRI <3692> [東証M]について23日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■ファインデックス <3649>  1,586円  -31 円 (-1.9%)  本日終値
 22日、ファインデ <3649> が15年12月期第2四半期累計(1-6月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.9億円→0.8億円(前年同期は5.1億円)に57.1%下方修正。減益率が63.0%減→84.1%減に拡大する見通しとなったことが売り材料。医療用データ管理システムにおいて外注加工費が大きい案件があったほか、利益率の高い代理店案件の受注が想定を下回ることが響く。トライフォーからの事業譲受に伴う費用の増加なども利益を圧迫する。

■鳥貴族 <3193>  7,200円  +930 円 (+14.8%) 一時ストップ高   本日終値
 22日、鳥貴族 <3193> [JQ]が7月10日付での東証2部への市場変更を発表したことが買い材料。昨年7月10日のジャスダック上場から1年後のスピード昇格とあって、知名度や株式流動性の向上を期待する買いが向かった。同時に、7月末現在の株主を対象にした1→3の株式分割の実施と、株式優待制度の拡充(食事優待券の増額)を発表したことも買いに拍車を掛けた。一方、20万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限5万2500株の第三者割当増資のほか、同社社長ほか既存株主による15万株の株式売り出しも発表したが、特に売り材料視はされなかった。

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