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【市況】あす(19日)の株式相場見通し=大台割れで自律反発も、外国人売りには警戒感

 あす(19日)の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合の内容発表を横目でにらみながらの神経質な推移となりそうだ。ただ、きょう日経平均株価が1カ月ぶりに2万円の大台を割り込んだことで、ある程度の調整一巡感が出て、自律反発につながる可能性もある。
 市場関係者からは「ギリシャ債務問題が6月末の期限を控えて大詰めを迎えており、リスク回避を狙った海外投資家のポジション調整売りは今後も想定される。東証発表の6月第2週(8~12日)の投資部門別売買動向で、外国人投資家は6週ぶりに売り越しに転じた。ただ、国内の企業業績などで目立ったマイナス要素は見当たらず、2万円割れが大崩れのきっかけになるとは考えにくい」との見方が出ていた。
 18日の東京株式市場は後場下げが加速し、日経平均株価終値は、前日比228円45銭安の1万9990円82銭と大幅安で4日続落。5月18日以来、1カ月ぶりに終値で2万円の大台を割り込んだ。一方、外国為替市場では一時、1ドル=122円台後半と円高・ドル安が進行した。
 日程面では、日銀黒田東彦総裁が会見、4月の全産業活動指数、5月の全国百貨店売上高、5月の粗鋼生産量、5月の電力需要実績速報に注目。海外では、EU財務相理事会が焦点になる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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