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【市況】18日の株式相場見通し=FOMC通過で自律反発も上値重い

 18日の東京株式市場は、市場関係者の最大関心事だった米連邦公開市場委員会(FOMC)のイベントが通過したことで、多少なりとも買い安心感が広がりそうだ。ただ、日銀の金融政策決定会合などが控えていることから、買い一巡後は見送り気分が強まりそうだ。
 17日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比31.26ドル高の1万7935.74ドルと続伸した。この日開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、事実上のゼロ金利の据え置きを決めた。その後の声明文やイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言から、市場では利上げのペースが緩やかにとどまるとの受け止めが広がり、買いがやや優勢となった。ナスダック総合指数は、同9.328ポイント高の5064.881と続伸した。
 18日早朝の外国為替市場では、1ドル=123円50銭台での推移となっている。
 日程面では、業務系システム、組込み系システムの開発および検証、システム運用サービスなどを手掛けるデジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>がジャスダック市場に新規上昇する。このほか、日銀金融政策決定会合(~19日)、4月の毎月勤労統計確報値、5月のセメント国内販売量に注目。海外では、ユーロ圏財務相会合、米5月の消費者物価指数、米1~3月期の経常収支、中国5月の主要70都市の新築住宅価格動向が焦点になる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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