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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):東邦HD、Gunosy、タムロン、リゾートトラ

■東邦ホールディングス <8129>  2,816円  +86 円 (+3.2%)  本日終値
 12日、東邦HD <8129> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.29%にあたる20万株(金額で5億4600万円)を上限に、15日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は12日終値の2730円)を実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■Gunosy <6047>  1,800円  +45 円 (+2.6%)  本日終値
 12日、Gunosy <6047> [東証M] が15年5月期の経常損益(非連結)を従来予想の500万円の黒字→1.5億円の黒字(前の期は13.6億円の赤字)に31倍上方修正したことが買い材料。スマートフォン向けニュース配信アプリ「Gunosy」のダウンロード数が想定より伸びたことが寄与。経費削減に取り組んだことも利益を押し上げた。

■タムロン <7740>  2,819円  +40 円 (+1.4%)  本日終値
 12日、タムロン <7740> が発行済み株式数の5.64%にあたる155万株の自社株を消却すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は6月26日。

■リゾートトラスト <4681>  3,085円  +15 円 (+0.5%)  本日終値
 リゾートトラ <4681> が12日、子会社ハイメディックが連携医療機関とともに運営している高精度検診や医療相談などを行う「グランドハイメディック倶楽部」について、新拠点を設置すると発表したことが買い材料視された。東京・有明に新拠点の「ハイメディック東京ベイ」を今秋にオープン。CTやマンモグラフィ、超音波診断装置、内視鏡検査装置などを導入する予定で、新たに医療相談サービス、がん治療相談サービスを提供し、フォローアップ体制を強化。オープンに先駆けて15日からは会員約3100名の募集を開始する。入会金は243万円で、年会費は54万円(ともに税込み)。なお、16年3月期のハイメディック全体の契約高は約44億円を見込んでいる。

■エイチーム <3662>  2,448円  -314 円 (-11.4%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 12日、エイチーム <3662> が韓国NHNエンターテインメントとの資本提携を解消すると発表したことが売り材料。外部環境や両社の戦略の変化などが解消の要因。提携解消により、NHNエンターテインメントが保有する同社株式58万株(発行済み株式数の2.99%)は同社が買い取る。また、折半出資で設立したゲーム開発を手掛ける合弁会社は9月に解散する。同時に、15年7月期の連結経常利益を17億円→20億円(前期は14.7億円)と2期ぶりに最高益に17.6%上方修正したが、資本提携解消によるLINE向けゲームの開発の見送りを懸念する売りが向かった。

■正栄食品工業 <8079>  1,191円  +90 円 (+8.2%)  本日終値
 12日、正栄食 <8079> [東証2]が15年10月期の連結経常利益を28.5億円→33億円に15.8%上方修正。増益率が3.9%増→20.4%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。輸入乳製品やナッツ・ドライフルーツ類が大きく伸び、売上が計画を上回ることが寄与。円安による米国・中国事業の収益改善も上振れに貢献した。前日終値ベースの予想PERが11.6倍→9.7倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■ジャストプランニング <4287>  840円  +60 円 (+7.7%)  本日終値
 12日、ジャストプラ <4287> [JQ]が決算を発表。15年2-4月期(第1四半期)の連結経常利益が前年同期比32.0%増の1.3億円に拡大したことが買い材料視された。ASP事業で外食店舗の売上や勤怠、発注などのシステム情報を簡単に管理できる「まかせてネット」が好調。進化版である「まかせてネットEX」とクラウド型のPOSオーダリングサービス「まかせてタッチ」の拡販も寄与した。また、物流ソリューション事業においては外食チェーン企業向けに一括請負型の物流ソリューションが大きく伸びた。

■MICS化学 <7899>  317円  +20 円 (+6.7%) 一時ストップ高   本日終値
 12日、MICS化学 <7899> [JQ]が決算を発表。前期の連結経常利益は前の期比27.3%減の4000万円になったが、従来予想の3300万円を上回って着地。続く16年4月期は前期比87.5%増の7500万円に拡大する見通しを示したことが買い材料視された。前期上振れは投資有価証券の受取配当金などを計上したことが背景。今期はポリエチレンなど原材料の価格低下や低採算品の削減、生産効率の向上で採算が向上する。

■ホクリヨウ <1384>  552円  +28 円 (+5.3%)  本日終値
 12日、ホクリヨウ <1384> が株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料。毎年8月末現在で100株以上を保有する株主を対象に、たまごギフト券を100株以上1000株未満で500円分、1000株以上で2000円分を贈呈する。株主還元の強化を好感する買いが向かった。

■市進ホールディングス <4645>  250円  +8 円 (+3.3%)  本日終値
 12日、市進HD <4645> [JQ]が学研HD <9470> との業務・資本提携を強化すると発表したことが買い材料視された。両社グループからそれぞれアドバイザーを選び、12日付で互いの子会社のアドバイザーに就任。学研HD社長の福住一彦氏が市進、学研HD取締役の秋谷俊之氏が茨進、市進HD常務取締役の小笠原宏司氏が学研塾HDのアドバイザーに選任された。両社ではグループで新たな付加価値の創出に向け、14年5月から関係を強化している。

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