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【市況】新値足とMACDの陰転近づく/日経225・本日の想定レンジ


[本日の想定レンジ]
 2日のNY市場は下落。ギリシャ債務問題で国際債権団が同国政府への「最後通告」となる合意文書の起草を開始したことが報じられ、先行き懸念から売りが先行。その後は、5月ユーロ圏消費者物価指数の上昇を受け、為替相場でドル安が進んだほかNY原油先物相場が年初来高値の水準まで上昇したことが好感され、株式相場全体も一時上昇に転じたものの、引けにかけて再び売りに押された。ダウ平均は28.43ドル安の18011.94、ナスダックは6.41ポイント安の5076.52。

 シカゴ先物にさや寄せする格好から売りが先行することになり、5日線を下回ってくることになろう。ただし、ボリンジャーバンドのバンドが拡散するなか、+2σと+1σとのレンジ内での上昇が続いている。+1σが支持線として機能する格好での底堅さは意識されそうだ。また、一目均衡表では転換線が支持線として意識されよう。なお、新値足は陽線が9本積み上がっているが、値幅が小さいため終値で20470円処を下回ってくると、新値3本足が陰転してくる。また、足元のこう着でMACDも陰転シグナル発生が近づいている。20350-20550円のレンジを想定。

[予想レンジ]

上限 20550円-下限 20350円

《TM》

 提供:フィスコ

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