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【通貨】来週の為替相場見通し=米5月雇用統計に注目

 来週の東京外国為替市場のドル円相場は、週末に予定されている米5月雇用統計に向けて関心が集中しそうだ。予想レンジは1ドル=122円50~124円80銭、1ユーロ=134円00~137円00銭。この週は、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が年内利上げを示唆する発言を行ったことを契機に、一気にドル高・円安が加速。一時124円46銭まで上昇し、02年12月以来、12年半ぶりの水準となった。来週は米国の注目経済指標が目白押しで、値の荒い展開となる可能性もある。1日の米5月ISM製造業景況感指数や3日の米5月ADP雇用統計、そして5日の米5月雇用統計などが注目される。強めの結果が出れば、125円を意識する可能性もある。ただ、124円超えの水準では麻生財務相が円安けん制発言をしている。このため124円台半ばを超え一段の上値追いに入ることができるかどうかがポイントになりそうだ。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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