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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ヤフー、日本駐車場、五洋建、ディーエヌエ

■ヤフー <4689>  556円  +58 円 (+11.7%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 ヤフー <4689> が続急騰。日経新聞が29日付で「ヤフーは中国でインターネット通販に乗り出す」と報じたことが買い材料視された。報道によると「中国電子商取引(EC)最大手のアリババ集団と組み日本製の日用品や化粧品の販売を今夏にも始める」という。ソフトバンク <9984> がともに筆頭株主である両社が連携するとあって、巨大な中国市場の開拓による収益拡大に期待した買いが向かった。

■日本駐車場開発 <2353>  205円  +12 円 (+6.2%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 28日に決算を発表。「2-4月期(3Q)経常は16%増益、今期配当を0.3円増額修正」が好感された。
 日本駐車場 <2353> が5月28日大引け後(15:30)に決算を発表。15年7月期第3四半期累計(14年8月-15年4月)の連結経常利益は前年同期比20.3%増の28.8億円に伸び、通期計画の29億円に対する進捗率は99.6%に達し、さらに前年同期の89.3%も上回った。同時に、期末一括配当を従来計画の3円→3.3円(前期は2.7円)に増額修正した。
  ⇒⇒日本駐車場開発の詳しい業績推移表を見る

■五洋建設 <1893>  510円  +29 円 (+6.0%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 野村証券が28日付で五洋建 <1893> の投資判断を「ニュートラル(中立)→バイ(買い)」に引き上げ、目標株価を476円→583円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、国内土木、国内建築、海外の3事業を柱とする同社は、これまで一つの事業が不振でも他2事業でカバーするという状況が長く続いてきたが、今期以降、3事業すべてで成長に向けたエンジンが点火し収益を牽引する段階に入ったと報告。同証券では、会社予想の粗利益では特に海外事業が保守的に見込まれていると指摘し、16年3月期の連結営業利益を従来予想の130億円→170億円(会社計画は145億円)に上方修正。東京五輪に関連した海上土木工事の発注が本格化する17年3月期は150億円→180億円に引き上げ、18年3月期は200億円と過去最高益(93年3月期の209億円)に肉薄すると予想している。

■ディー・エヌ・エー <2432>  2,651円  +140 円 (+5.6%)  本日終値
 28日に発表した「20年までに自動運転タクシーを開発へ」が買い材料。

■ナブテスコ <6268>  3,210円  +150 円 (+4.9%)  本日終値
 28日、ナブテスコ <6268> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.14%にあたる400万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。買い付け期間は6月1日から12月25日まで。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。同時に今回の買い付けで取得した全ての株式を12月28日付で消却すると発表。

■ビックカメラ <3048>  1,236円  +22 円 (+1.8%)  本日終値
 ビックカメラ <3048> が3日ぶりに反発。日経新聞が29日付で、「家電量販店大手のビックカメラは、米アップル社製品の修理専門店を他社の店舗内に展開する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「地方都市など正規の修理拠点が少ない地域に進出し、『iPhone(アイフォーン)』の画面割れなどを原則即日で直す」という。アップル製品の修理ニーズに着目したサービス事業に期待した買いが向かった。

■菱洋エレクトロ <8068>  1,516円  +16 円 (+1.1%)  本日終値
 28日、菱洋エレク <8068> が決算を発表。16年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益が前年同期比43.8%増の7.1億円に拡大して着地したことが買い材料。国内や中国向けにスマートフォン用液晶の販売が伸びた半導体・デバイス事業が収益を牽引した。

■名村造船所 <7014>  995円  -64 円 (-6.0%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 28日、名村造 <7014> が16年3月期の連結経常利益を55億円→38億円(前期は221億円)に30.9%下方修正したことが売り材料。受注していた新造船2隻が解約になったことが響く。解約が決まった2隻は第3四半期(10-12月)から建造開始する計画をしていたが、解約に伴い後続船の建造工程を調整した。

■エー・ピーカンパニー <3175>  1,851円  +93 円 (+5.3%)  本日終値
 28日、APカンパニ <3175> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.01%にあたる7万5000株(金額で1億6000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は29日から6月26日まで。

■メディビックグループ <2369>  261円  +13 円 (+5.2%)  本日終値
 28日、メディビック <2369> [東証M]が婚礼衣装の企画・販売や婚礼情報サイトの運営を手掛けるフォーシス アンド カンパニーと、再生医療事業と遺伝子検査を活用した美肌検査事業で業務提携すると発表したことが買い材料。フォーシス社は既存の店舗(全国67店)や顧客を活用し、再生医療技術を用いたアンチ・エイジング事業、遺伝子検査・美肌検査事業を開始する。同社は培養装置や設備などのハードに加え、再生医療技術や遺伝子検査技術を用いた美肌検査も提供する予定。サービス提供拠点の拡充、顧客との接点拡大による再生医療や遺伝子検査の成長加速に期待する買いが向かった。

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