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【市況】東京株式(大引け)=78円高、27年ぶりの10連騰

 28日の東京株式市場は前日の欧米株高に加え、為替の急速な円安進行を受けて主力株を中心に広範囲に買われ、日経平均株価は1988年2月に13日続伸して以来、27年ぶりとなる10連騰を記録した。
 大引けの日経平均株価は前日比78円88銭高の2万551円46銭と10日続伸。東証1部の売買高概算は31億1908万株、売買代金概算は3兆2639億2000万円。値上がり銘柄数は901、対して値下がり銘柄数は841、変わらずは141銘柄だった。売買代金も膨らみ、1カ月ぶりの3兆円大台乗せ。
 きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が総じて高く、その流れを引き継いだほか、外国為替市場で一時1ドル=124円台に入るなど急速な円安進行が輸出株中心にプラスに作用した。後場後半に入ると、きょう開幕するG7に対する思惑や中国株の下げを横目に利益を確定する動きが出て伸び悩み、前日終値とほぼ肩を並べる水準まで値を消す展開となった。しかし、その後は再び押し目買い優勢となり、先物主導のインデックス買いなども寄与して大引けにかけ持ち直した。
 個別では、みずほ<8411>が東証1部売買高断トツで大幅高。トヨタ<7203>、ブリヂストン<5108>も高い。村田製<6981>、ダイキン<6367>も買われた。ボルテージ<3639>が一時ストップ高となり、住友大阪<5232>も大きく上昇した。東京海上<8766>、カルソカンセ<7248>なども物色人気に。半面、三井不<8801>、NTT<9432>が軟調。アイロムHD<2372>が急落したほか、ネクスト<2120>、イオンモール<8905>も大きく値を下げた。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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