市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):アインファマ、3DM、JAL、東京衡機

■アインファーマシーズ <9627>  4,980円  +510 円 (+11.4%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 27日、アインファマ <9627> が決算を発表。15年4月期の連結経常利益は前の期比10.5%増の116億円と従来予想の107億円を上回って着地。続く16年4月期も前期比17.1%増の137億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期も調剤薬局の積極的な新規出店や買収が寄与し、16.2%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は10円増の40円に増配する方針を示した。

■3DM <7777>  1,717円  +21 円 (+1.2%)  本日終値
 27日、3DM <7777> [JQG]が欧州での販売拡大に向けてオランダに子会社を設立すると発表したことが買い材料。同社で開発を進めている自己組織化ペプチド技術を用いた医療製品事業(吸収性局所止血材や歯槽骨再建材など)を欧州で展開するための主にマーケティング・販売を担う営業拠点となる。発表を受けて、欧州での営業力強化による収益拡大に期待する買いが向かった。

■日本航空 <9201>  4,240円  +20 円 (+0.5%)  本日終値
 SMBC日興証券が27日付でJAL <9201> の投資判断「1(強気)」を継続し、目標株価を4600円→4800円へ引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、16年3月期業績は会社計画では減益ガイダンスが発表されたものの、第1四半期から計画上振れが期待できると指摘。同社の利益成長ドライバーは引き続き国際線旅客事業で、16年3月期はインバウンド旅客収入やビジネス旅客収入の増加に加え、燃油サーチャージ引き下げにより出国日本人数も増加するとみている。同証券では、16年3月期の連結営業利益を1870億円→1880億円(会社計画は1720億円)、17年3月期は2040億円に拡大すると予想している。

■東京衡機 <7719>  53円  +8 円 (+17.8%)  本日終値
 27日、東京衡機 <7719> [東証2] が16年2月期の連結最終損益を従来予想の2000万円の黒字→2億8000万円の黒字(前期は2億3700万円の赤字)に14倍上方修正したことが買い材料。特別清算する子会社KHIに対する金融機関などの債権放棄に伴い、債務免除益2億6000万円を計上することが主因。

■ボルテージ <3639>  1,827円  +189 円 (+11.5%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 27日、ボルテージ <3639> がLINEが運営するゲームサービス「LINE GAME」向けに、恋愛ドラマアプリ最新作「LINE 悪魔と恋する10日間 Heaven's Kiss」を今夏から配信すると発表したことが買い材料。同タイトルは基本プレイ無料のアイテム課金制ゲーム。ユーザーはイケメン悪魔たちと“命懸けのドラマティックな恋”を体験できる。自由に着せ替え可能なアバターや仲間と協力して行うダンスレッスンなど、よりゲームを楽しめる内容となっている。配信に先駆けて、本日より事前登録を開始する。新作ゲームの大型タイトル化による収益貢献に期待する買いが向かった。

■アジアAHD <9318>  20円  +2 円 (+11.1%)  本日終値
 27日に発表した「フィリピン投資会社を関連会社化」が買い材料。
 フィリピン証券取引所に上場する投資会社MHCの株式29.85%を取得し、持分法適用関連会社化。MHCが株式の約30%を保有する不動産開発会社IRCに対して日本企業を紹介し、両社間のジョイントベンチャーなどを提案・推進する。

■ヒューマンウェブ <3224>  3,580円  +325 円 (+10.0%) 一時ストップ高   本日終値
 27日、ヒューマンW <3224> [東証M]が新設すると発表したことが買い材料。毎年9月末と3月末現在で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて直営店舗で使用できる株主向け「オイスター・ピース・クラブ(以下OPC)」ポイント進呈またはポイント相当額の同社厳選の牡蠣商品を進呈する。100株以上でOPC1500ポイント(1500円分)。300株以上でOPC5000ポイント(5000円分)。500株以上でOPC10000ポイント(10000円分)。1000株以上でOPC25000ポイント(25000円分)を予定。これに加え、3年以上継続して1000株以上保有の株主には同社グループで生産あるいは同社厳選の産地で生産した15000円相当の牡蠣を年2回進呈する。

■あらた <2733>  365円  +17 円 (+4.9%)  本日終値
 27日、あらた <2733> が7月31日現在の株主を対象に5→1の株式併合と1000株→100株への単元株変更を実施すると発表した買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に現在の1単元(1000株)に対して1000円相当のクオカードを贈呈していたが、株式併合後は1単元(100株)に対して1000円相当のクオカード贈呈に変更したことも好感された。

■ブイ・テクノロジー <7717>  4,140円  +135 円 (+3.4%)  本日終値
 Vテク <7717> が大幅反発。日経産業新聞が28日付で「液晶製造装置のブイ・テクノロジーは液晶パネルの検査工程を自動化する専用装置を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「液晶画素の不良を目視で発見する作業を機械が担うことで人件費が9割程度削減できる」としており、専用装置の導入による人件費削減効果や液晶パネル生産能力拡大に期待した買いが向かった。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均