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【経済】中国人女性の創業比率は11%、米国を上回る


「インターネットの時代」と「消費者の時代」が重なる中で、中国の若い女性のネット販売を利用した“創業”が注目を集めている。中国人女性の創業割合(18-64歳の人口に占める割合)は11%と、米国人の10%を上回っているという。中国広播網が21日付けで伝えた。
全世界の創業における男女比を見ると、従来産業では女性の創業は3.6%しかないものの、電子商取引の分野では50.1%と男性の比率を上回っている。ネットの時代では男性の理論や経験に基づいた画一的な考え方よりも、女性の“感性や愉しみを分け合う”感覚の方が創業に向いている、との指摘もある。
中国では、ネット販売の女性創業者と言えば、北京や上海などの1線都市に住む女性を思い浮かべがちだが、実際には、東北3省や四川、重慶、香港などの幅広い地域の女性が、地域の特色を生かした新しい事業の立ち上げに成功している。創業アイテムも、衣料や化粧品などの女性だけの分野から、データや家具といったこれまで男性の専門と思われていた分野にも進出している。
年齢的にはやはり若者が中心だ。ネット販売の創業者の61%は18-29歳で、いわゆる「80後(1980年代生まれ)」「90後(1990年代生まれ)」の世代が主力だ。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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