【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (5月21日記)
日経平均株価は、6月上旬頃までの期間で、一気に2万1000円を目指す動きを経過して、上値を抑えられるか、昨日、または本日の高値が強い抵抗になって、再度下値を試す動きになるかのどちらかが考えられます。
後者の場合の下値の目安は1万8800円前後が考えられます。
昨日の高値、または本日の高値で上値を抑えられるなら、どちらの場合でも、本日は、10時頃までにつける高値が本日の最高値となって、上値を抑えられると考えられます。
その場合、本日か明日、下げ幅の大きな動きがあらわれるはずです。
10時以降に高値を更新する展開になるなら、そのまま勢いの強い上昇を来週まで継続する可能性を考えておきます。
なお、今後の価格が2万1000円を目指す展開となっても、その上げは長く継続できません。上昇の勢いが強ければ、それだけ調整期間と下げ幅が大きくなります。
7月~9月は、積極的な投資が控えられる時期です。そういう時期を前に、調整期間が長くなるということを考慮すると、目先の価格が上げても下げても、次に押し目をつける値位置が大きく変わるわけではありません。
情報提供:パワートレンド=Power Trend
株探ニュース