【市況】【↑】日経平均 大引け｜リスクオンの買いで大幅に3日続伸、2万円回復(5月19日)

日経平均株価
始値　　19977.14
高値　　20087.70(14:03)
安値　　19946.75(09:36)
大引け　20026.38(前日比 +136.11、+0.68％)

売買高　　25億8423万株　(東証1部概算)
売買代金　 2兆7137億円　(東証1部概算)

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■本日のポイント

　１．日経平均は大幅に3日続伸、2万円を回復
　２．TOPIXは7年6ヵ月ぶりの高値水準
　３．欧米株高、円安を好感。リスクオンの買い
　４．明日にGDP発表を控え、終盤伸び悩む
　５．内需株を中心に東証1部の7割近い銘柄が上昇


■東京市場概況

　前日の米国市場では、ダウは26ドル高と3月2日以来、2ヵ月半ぶりに最高値を更新した。住宅市場指数の悪化を受け、早期利上げ懸念が後退した。

　東京市場では、日経平均は136円高と大幅に3日続伸し、4月28日以来、3週間ぶりに2万円の大台を回復した。TOPIXは07年11月以来、7年6ヵ月ぶりの高値水準となった。

　欧米株高、1ドル＝120円近辺への円安進行を受けて、リスクオンの買いが優勢となった。引き続き好業績株や株主還元の強化を打ち出した企業が買われたほか、本日も野村 <8604> やクレセゾン <8253> 、日清粉Ｇ <2002> といった内需関連株を物色する動きが目立った。

　日経平均は一時197円高まで上げ幅を拡大。明日に1-3月期GDP発表、22日には日銀金融決定会合の結果公表を控えるだけに、終盤は利益確定売りにやや伸び悩んだが、2万円大台を確保して引けた。

　日経平均への寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ＴＤＫ <6762> 、ファナック <6954> 、電通 <4324> 、花王 <4452> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約70円。うち38円はファストリ1銘柄によるもの。

　一方、マイナス寄与の上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、ホンダ <7267> 、デンソー <6902> 、富士重 <7270> 、日揮 <1963> 。押し下げ効果は約17円。


　東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)証券・商品先物取引業、(2)水産・農林業、(3)その他金融業、(4)食料品、(5)空運業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)倉庫・運輸関連業、(3)輸送用機器、(4)その他製品、(5)パルプ・紙。


■個別材料株

△ミュチュアル <2773> [ＪＱ]
　今期経常は7％増で2期連続最高益、2円増配へ。
△ハウスドゥ <3457> [東証Ｍ]
　1→5の株式分割、上場記念配当20円を実施。
△日本アジアＧ <3751> [東証Ｍ]
　東証1部に市場変更。
△フォーカス <4662> [ＪＱ]
　東証2部に市場変更。
△エレコム <6750>
　1→2の株式分割を実施、12.28％を上限に自社株TOBも。
△ニレコ <6863> [ＪＱ]
　今期は大幅な営業黒字に浮上へ。
△丸井Ｇ <8252>
　みずほ証が目標株価を1600円→1750円に引き上げ。
△ＩＸナレッジ <9753> [ＪＱ]
　2.89％を上限に自社株買い。

▲ＤＮＣ <4246>
　野村証が「買い→中立」に格下げ。


　東証1部の値上がり率上位10傑は(1)レナウン <3606> 、(2)クボテック <7709> 、(3)江守ＨＤ <9963> 、(4)極東貿易 <8093> 、(5)関電化 <4047> 、(6)アクリティブ <8423> 、(7)ＴＡＳＡＫＩ <7968> 、(8)ネクスト <2120> 、(9)ＴＯＷＡ <6315> 、(10)エレコム <6750> 。

　値下がり率上位10傑は(1)エネクス <8133> 、(2)オープンＨ <3288> 、(3)ブロドリーフ <3673> 、(4)フォーバル <8275> 、(5)ＭＯＲＥＳＣ <5018> 、(6)東武ストア <8274> 、(7)東洋エンジ <6330> 、(8)トランコム <9058> 、(9)シークス <7613> 、(10)井関農 <6310> 。


【大引け】

　日経平均は前日比136.11円(0.68%)高の2万0026.38円。ＴＯＰＩＸは前日比6.67(0.41%)高の1633.33。出来高は概算で25億8423万株。値上がり銘柄数は1242、値下がり銘柄数は514となった。日経ジャスダック平均は2589.81円(16.15円高)。

［2015年5月19日］

株探ニュース