【材料】ビジネス・ブレークスルー---15.3期純利益は最高益を更新、16.3期は9％増配へ

ビジネス・ブレークスルー<2464>は15日、2015年3月期（14年4月-15年3月）決算を発表。売上高が前期比22.8％増の37.63億円、営業利益が同7.1％増の2.72億円、経常利益が同13.9％増の2.82億円、当期純利益が同59.1％増の2.16億円だった。前第3四半期に連結子会社化したアオバインターナショナルエデュケイショナルシステムズ（以下：アオバ社）の業績が通期で寄与した。

ビジネス・ブレークスルー大学オープンカレッジを始めとした各種教育プログラムが概ね前期並みに推移したうえ、上半期に大型案件を継続受注するなど法人向け教育サービスが堅調に推移し、売上高は2桁増収となり過去最高を更新した。また当期純利益についても、繰延税金資産の計上に伴う法人税等調整額があったことから、過去最高益を更新した。

なお16年3月期の通期業績予想については、売上高で前期比19.5％増の44.96億円、営業利益で同18.0％増の3.21億円、経常利益で同10.3％増の3.11億円、当期純利益で同5.1％減の2.05億円を見込んでいる。14年11月に連結子会社となった現代幼児基礎教育開発の通期寄与に加え、アオバ社の運営するAJISにおいて国際バカロレア（IB）の認証取得に取り組むことで、AJISの認知向上と差別化を図り、更なる生徒数の増加を図る方針。

また16年3月期の配当の配当については、1株あたり50銭増配の6円00銭とする見通し。配当性向は33.2％。

ビジネス・ブレークスルー<2464>は、1歳、幼児～大学院、社会人に至るまで一気通貫で教育プログラムを提供し、企業研修を目的にマネジメント教育事業等を手がけ、ビジネス・ブレークスルー（BBT）大学、BBT大学大学院、アオバジャパン・インターナショナルスクールなどを運営する。代表取締役社長は、経営コンサルトで著名な大前研一氏。

《FA》

　提供：フィスコ