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【材料】アサヒインテックが急反発、第3四半期好決算と1対2株の株式分割を好感

 朝日インテック<7747>が急反発している。前週末15日の取引終了後に発表した第3四半期累計(7~3月)連結決算で、売上高260億6400万円(前年同期比25.4%増)、営業利益65億2100万円(同29.2%増)、純利益47億300万円(同27.6%増)と3割近い大幅営業増益となったことを好感した買いが入っている。PTCAガイドワイヤーが全地域で需要の伸びが強く増加傾向にあったほか、米欧通貨高の追い風もありメディカル事業が好調だったことに加えて、トヨフレックスグループの連結子会社化の効果も含めて産業部材が増加したデバイス事業も伸長し業績を押し上げた。
 なお、15年6月期通期業績予想は、売上高349億3000万円(前期比24.1%増)、営業利益75億円(同25.1%増)、純利益52億2300万円(同19.8%増)の従来予想を据え置いている。
 同時に、7月31日を基準日として1対2株の株式分割を実施すると発表しており、これも好材料視されている。投資単位当りの金額を引き下げることで、より投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層のさらなる拡大を目的としているという。効力発生日は8月1日。
 さらに、45万5000株(発行済み株式数の1.42%)を上限に、自社株の公開買い付けを実施すると発表した。買付期間は5月18日から6月15日までで、買付価格は1株6600円。手数料などを含めた取得価額の総額は30億3200万円になるとしている。

アサヒインテックの株価は13時12分現在7830円(△410円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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