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【経済】(中国)食品輸入16%に安全問題、食用油や乳製品など


食品輸入が中国港湾で最も多い広東省広州市の当局が食品品質問題を報告した。輸入食品全体の不合格率は15%を超える。缶詰やポテトチップスなど加工度の高い食品に限定した場合、不合格率はさらに20.40%に拡大するという。広州出入境検験検疫局からの資料として、羊城晩報が13日付で伝えた。
広州港では、年間の食品輸入額が100億米ドル近くに上る。広東省の80%、中国全体の20%を占める規模だ。輸入額の多い食品は、上から食用油、乳製品、米、肉類、菓子となっている。
過去3年にわたる検査結果では、全体の15.67%が不合格。加工度の高い食品に関しては、2014年だけで4370件(物品価値1億6000万米ドル)が不合格とされた。主な不合格品は、粉ミルク87トン(亜硝酸塩検出)、酒類(可塑剤超過検出)、ポテトチップス(「プリングルズ」から遺伝子組換え成分検出)、果物(発がん性物質超過検出)など。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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