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【市況】13日の株式相場見通し=買いエネルギーを持続、個別銘柄物色が牽引

 13日の東京株式市場は、12日の大引けにかけての強調展開を引き継ぐかたちで続伸となりそうだ。12日の日経平均株価終値は、前日比3円93銭高の1万9624円84銭と小幅上昇にとどまったものの、東証1部の値上がり銘柄数は1017と値下がりの731を大きく上回っており、地合いの強さを示している。さらに、決算発表に伴う好業績企業を対象とした個別銘柄物色の流れも継続し、全般の売買代金が高水準を保っていることも買い支援材料となりそうだ。
 12日の東京株式市場は、ギリシャ債務問題や中国の景気鈍化をめぐる懸念に加え、米10年国債の利回りが約4カ月ぶりの高水準まで上昇するなど世界的な金利上昇といった外部要因の不透明感を警戒して、売り先行のスタートとなり、一時1万9500円台を割り込む場面もあった。しかし、外国為替市場での円安・ドル高進行や、日銀による上場投資信託(ETF)購入思惑などから、大引けにかけて急速に切り返した。
 日程面では、4月の貸出・預金動向、4月の対外・対内証券投資、14年度の国際収支、4月の景気ウォッチャー調査に注目。海外では、ユーロ圏1~3月期のGDP、米4月の小売売上高、中国4月の固定資産投資・工業生産・社会消費品小売総額が焦点になる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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