市場ニュース

戻る
 

【材料】ネットイヤーグループ---15年3月期営業益2.3倍、オムニチャネルで大型受注


ネットイヤーグループ<3622>は11日、2015年3月期決算を発表。売上高が前期比35.3%増の72.39億円、営業利益が同2.3倍の4.42億円、経常利益が同2.3倍の4.46億円、純利益が同25.1%増の0.73億円だった。1月30日に業績予想を修正していたが、これを大きく上放れての着地だった。

売上の主力となるデジタルマーケティング関連の受託制作においてオムニチャネル関連の大型案件を受注。加えて、オムニチャネル戦略を実行するマーケティングプラットフォーム “Salesforce Marketing Cloud”の代理店契約を締結し、オムニチャネルに対する知見を生かしビジネス拡大する体制作りが寄与した。

16年3月期については、売上高が前期比3.6%増の75.00億円、営業利益が同43.6%減の2.50億円、経常利益が44.1%減の2.50億円、純利益が同2.0倍の1.50億円を見込んでいる。採用環境が厳しくなっている状況から、受託制作におけるプロジェクトマネジメントリスクの急激な上昇を抑制する観点も踏まえ、売上高については安定的な成長を見込んでいる。利益面については、“Salesforce Marketing Cloud”の販売体制の構築や新サービスの開発への投資、また体制強化のための採用費と人材育成費の増加などを見込んでいるため。

《AK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均