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【市況】個別銘柄戦略:トヨタの動向が投資家のマインドを左右する公算


雇用統計が安心感を誘う形となり、欧米株式市場が上昇となっている。ギリシャ問題は依然不透明だが、リスクオフの流れはひとまず沈静化、下げ止まりからリバウンドを目指す動きが強まる可能性。本日は手掛かり材料が多いものの、ひとまずはトヨタ<7203>の動向などが全体のマインドを左右しよう。今期見通しはネガティブだが、自社株買いやマツダ<7261>との提携報道などは好感される形となりそう。一方、東芝<6502>はネガティブサプライズ、減資報道のシャープ<6753>も将来的な希薄化懸念などが優勢となりそうだ。ほか、ソフトバンク<9984>の業績観測も比較的ネガティブに捉えられる可能性が高いだろう。中国の利下げ実施を受けて、建設機械など中国関連銘柄には見直しの余地が向かおう。先週末の決算では、ホシデン<6804>、タムラ製<6768>、フジクラ<5803>、旭硝子<5201>、東京建物<8804>などポジティブか。

《KS》

 提供:フィスコ

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