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【材料】サニックスがストップ高、15年3月期は赤字幅拡大も合理化策発表で買い戻し急

 サニックス<4651>がストップ高となる454円まで上げ幅を広げ、1月につけた年初来高値448円を一気に更新した。7日取引終了後、集計中の15年3月期の連結業績を下方修正したが、急激な業績悪化に伴い、併せて希望退職者の募集と店舗統廃合など、合理化策を発表したことで、当面の悪材料出尽くし感から買い戻しが殺到している。4月24日現在の信用倍率は0.9倍と売り超過、7日申し込み現在の貸借倍率は0.6倍と大幅な貸株超過となっており、株価は前日まで年初来安値圏で推移していた。
 前3月期は売上高を970億円から956億3000万円(前の期比13.5%増)へ引き下げ、営業損益を11億6000万円の赤字から31億4000万円の赤字(前の期45億800万円の黒字)、最終損益を27億2000万円の赤字から49億9000万円の赤字(同29億6400万円の黒字)へ赤字幅が拡大した。太陽光発電直施工売上高が見込みを下回り、原価率が高い卸販売の割合が高まったことや、円安による太陽光モジュールなど材料費の上昇で損益が大きく悪化した。

サニックスの株価は10時58分現在454円(△80円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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