【材料】マツダは反落、１６年３月期最終減益見通しも年間配当は前期比３倍

　マツダ<7261>が５日ぶり反落。同社は前週末２４日、１６年３月期の連結売上高が前期比７．１％増の３兆２５００億円と増収ながら、最終利益は同１１．８％減の１４００億円になる見通しと発表した。外国為替市場でユーロやルーブルなどが対円で安くなり、輸出採算が悪化して減益要因となるほか、法人税の増加も重荷となる見込みで、これが嫌気された格好。ただ、年間配当は前期比３倍の３０円に増やす計画で、財務改善を背景とした株主還元姿勢の強化は評価材料。下値では買い向かう動きも観測される。

マツダの株価は９時１０分現在２４３１．０円（▼６１．５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）