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【市況】東京株式(寄り付き)=欧米株高受けて買い先行

 週明け27日の東京株式市場は売り買い交錯も買いが優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前週末比43円高の2万63円と反発。前週末の欧米株市場は総じて堅調に推移し、米国株市場ではNYダウが21ドル高と続伸、ナスダック指数とS&P500指数はともに最高値に買われた。これを受けて東京市場でも主力株中心にリスクを取る動きが先行している。ただ、今週は28~29日に米国FOMCが行われるほか、30日に日銀の金融政策決定会合の結果を控えており、これを見極めたいとの思惑から上値を買う動きに慎重なムードも漂う。一方、下値では日銀のETF買いや足の長い海外投資家資金の買いなどが反映され、2万円大台絡みは底堅さも発揮しそうだ。個別株ベースでは今週から3月決算発表が本格化する中、企業業績に対する期待感と警戒感が入り混じり、引き続きその内容や市場コンセンサスとの比較感で明暗を分ける展開が想定される。寄り付き時点で業種別で33業種中、21業種前後が高く、値上がり上位に精密機器、情報通信、繊維、銀行、鉱業など。値下がりでは海運、ゴム製品、その他製品など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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