【経済】「グリグジット」と「ブリグジット」
ギリシャの債務問題は、24日のユーロ圏財務相会合では合意に至らない模様だが、今回第2次救済プログラム(2400億ユーロ)の残額72億ユーロの融資が決定されても、「グリグジット」(Grexit:ギリシャのユーロ離脱)への警戒感は燻り続けることになる。
5月7日の英国総選挙では、保守党が勝利した場合、2017年に欧州連合(EU)からの離脱、「ブリグジット」(Brixit)(英国の欧州連合からの離脱)の是非を問う国民投票が実施されることになる。
また、労働党が勝利した場合は、スコットランド民族党(SNP)との連立政権が想定されることで、スコットランドの独立の機運が再燃することになる。
すなわち、英国の総選挙以降は、英国が欧州連合(EU)から離脱するのか、スコットランドが英国から離脱するのか、という議論が始まることになる。
《MY》
提供:フィスコ