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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):データアプリ、倉元、今村証券、Vテク

■データアプリ <3848>  1,058円  +150 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値
 21日、データアプリ <3848> [JQ] が15年3月期の連結経常利益を従来予想の3.4億円→4.9億円に46.8%上方修正。従来の5.6%減益予想から一転して38.6%増益を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。第4四半期に利益率の高いソフトのバージョンアップやシステム移行の受注が大きく伸びたことが寄与。メンテナンス売上が想定を上回ったことも上振れに貢献した。前日終値ベースの予想PERが13.8倍→9.7倍に急低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■倉元製作所 <5216>  735円  +100 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値
 21日、東証が22日売買分から倉元 <5216> [JQ]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を70%以上[うち現金40%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■今村証券 <7175>  1,948円  +205 円 (+11.8%)  本日終値
 21日に業績修正を発表。「前期経常を33%上方修正」が好感された。
 今村証券 <7175> [JQ] が4月21日大引け後(16:30)に業績修正を発表。15年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の7.4億円→9.9億円(前の期は15.7億円)に33.2%上方修正し、減益率が52.6%減→36.8%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒今村証券の詳しい業績推移表を見る

■ブイ・テクノロジー <7717>  3,020円  +237 円 (+8.5%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 21日、Vテク <7717> がFPD製造用露光装置事業を手掛けるNTK社の全株式を日精工 <6471> から20億円で取得し、完全子会社化すると発表したことが買い材料。NTK社のFPD製造用露光装置事業と同社が手掛ける光配向プロセス向けの露光装置事業を統合。両社の技術を融合させ、新装置の開発を加速する。発表を受けて、経営効率化と露光装置事業の競争力強化に期待する買いが向かった。

■トライステージ <2178>  1,585円  +121 円 (+8.3%)  本日終値
 21日、トライSTG <2178> [東証M]が15年2月期の期末一括配当を20円→71円に引き上げると発表したことが買い材料視された。最終利益に対する配当性向を100%とし、稼いだ利益をすべて株主に還元する。十分な内部留保を確保しているため、18年2月期まで配当性向100%を維持を目指すという。5月27日開催の同社の定時株主総会に向けて、発行済み株式の25%を保有する米投資会社プロスペクトが年間配当を68円に引き上げることを株主提案を出したことを受け、これを上回る株主還元策を打ち出した。

■長野日本無線 <6878>  245円  +14 円 (+6.1%)  本日終値
 21日、長野日無 <6878> [東証2] が15年3月期の連結経常損益を従来予想の1.2億円の黒字→2.4億円の黒字(前の期は18.5億円の赤字)に2.0倍上方修正したことが買い材料。公共インフラ設備機器や大型複写機など事務用機器の販売が伸び、売上が計画を上回ったことが寄与。円安による為替差益の発生も利益を押し上げた。

■エー・アンド・デイ <7745>  506円  +25 円 (+5.2%) 一時ストップ高   本日終値
 22日午前、A&D <7745> が心臓付近の大動脈血圧を測定する中心血圧装置でパイオニアの豪アット コアメディカルと15年5月より協業すると発表したことが買い材料視された。アットコア メディカルは1993年設立のオーストラリアに本拠地を置く医療向け検査機器の開発生産を行う会社で、主力製品の中心血圧検査装置(シグモコア)では、全世界で3900台以上の販売を行っているという。第1弾として、アットコア メディカルの中心血圧装置のシグモコア・エクセルの日本向け販売を行い、今秋から販売開始を予定する。

■バナーズ <3011>  178円  +8 円 (+4.7%)  本日終値
 21日、バナーズ <3011> [東証2]が14年11月6日に発表した自社株買いについて取得枠の上限を従来計画の「100万株(自社株を除く発行済み株式数の2.57%)、金額で1.2億円」→「200万株(同5.26%)、3.2億円」に拡大すると発表したことが買い材料。12月24日にほぼ計画の上限に達したため取得は終了したと発表していたが、再度検討の結果、資本効率の向上を通じて株主利益の拡大などを目指す。同時に、総合建材卸売事業を営む平成産業を簡易株式交換により完全子会社化すると発表したことも好感された。また、15年3月期の経常利益を従来予想の1億2700万円→1億2200万円に3.9%下方修正したが、特に売り材料視はされず、株主還元の強化を好感する買いが優勢となった。

■ジェイエイシ <2124>  769円  +30 円 (+4.1%)  本日終値
 21日に発表した「3月度の連結売上高は前年比12.9%増」が買い材料。

■総合メディカル <4775>  3,285円  +115 円 (+3.6%)  本日終値
 21日に決算を発表。「今期経常は5%増で3期連続最高益、実質増配へ」が好感された。
 総合メディ <4775> が4月21日大引け後(16:00)に決算を発表。15年3月期の連結経常利益は前の期比3.1%増の52.2億円になり、16年3月期も前期比5.2%増の55億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。20期連続増収、3期連続増益になる。
  ⇒⇒総合メディカルの詳しい業績推移表を見る

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