【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):メルコ、ネクスト、コーセー、東陽テク
■メルコホールディングス <6676> 2,401円 +175 円 (+7.9%) 本日終値 東証1部 上昇率5位
20日、メルコ <6676> が決算を発表。15年3月期の連結経常利益は前の期比24.6%増の44.7億円に伸び、従来予想の39億円を上回って着地。続く16年3月期も前期比25.3%増の56億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。今期は利益率の高いNAS製品やネットワーク製品の販売に注力するほか、Wi-Fi関連のサービスの伸びも見込む。併せて、創業40周年記念配当20円を実施する形で、前期の年間配当を40円→60円(前の期は40円)に増額した。前日終値ベースの予想PERが18.3倍→13.8倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。
■ネクスト <2120> 1,183円 +81 円 (+7.4%) 本日終値 東証1部 上昇率6位
20日、ネクスト <2120> が不動産事業者向けのインターネット・マーケティング事業を営むアクセリオンの株式を取得し、子会社化すると発表したことが買い材料。同社グループのメディア力とアクセリオン社のコンサルティングのノウハウを活用し、不動産・住宅情報サイト「HOME'S」の掲載物件情報の量・質の向上を図るとともに、不動産事業者の業務支援を通じてより強固な顧客基盤の確立を目指す。アクセリオン社の子会社化による業容拡大に期待する買いが向かった。また同日、3月度の売上高が前年同月比39.9%増に伸びたと発表したことも好感された。
■コーセー <4922> 7,480円 +510 円 (+7.3%) 本日終値 東証1部 上昇率7位
20日、コーセー <4922> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の205億円→251億円に22.4%上方修正。4.7%減益予想から一転して16.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期業績の上方修正は1月に続き、2回目。訪日外国人客の需要取り込みや買収した米国子会社の業績好調などで、売上が計画を上回ったことが寄与。原価低減や円安による為替差益の増加も利益を押し上げた。
■東陽テクニカ <8151> 1,185円 +36 円 (+3.1%) 本日終値
20日、東陽テク <8151> が15年9月期上期(14年10月-15年3月)の連結経常利益を従来予想の13億円→18億円に38.5%上方修正。減益率が50.7%減→31.7%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。自動車関連向け振動解析測定機器が想定より伸び、売上が計画を上回ったことが寄与。円安による為替差益の発生も利益を押し上げた。上期増額分を下回る形で、通期の同利益も従来予想の18.5億円→22億円(前期は28.3億円)に18.9%上方修正。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の25円→30円(前期は39円)に増額修正した。
■マツダ <7261> 2,394.5円 +42.5 円 (+1.8%) 本日終値
マツダ <7261> が反発。日経産業新聞が21日付で「マツダの2015年度の国内乗用車販売に占めるクリーンディーゼルエンジン搭載車の比率が5割を超える見通しとなった」と報じたことが買い材料視された。報道によると「14年秋に小型車『デミオ』に搭載し、同比率が急上昇。2月末発売のディーゼル専用の多目的スポーツ車(SUV)『CX―3』も押し上げ要因となる」という。クリーンディーゼル搭載車の販売拡大による収益への寄与に期待した買いが向かった。
■リプロセル <4978> 688円 +7 円 (+1.0%) 本日終値
20日、リプロセル <4978> [JQG]が英国のグループ企業Reinnervateの3次元細胞培養製品「Alvetex Scaffold(Alvetex)」が国際宇宙ステーションでの宇宙実験器材に採用されたと発表したことが買い材料。「Alvetex」は簡単な操作で生体内に近い3次元細胞培養を実現し、より高機能な細胞が得られる培養用プレートで、癌やiPS細胞などの研究を進める企業や大学の研究者に創薬スクリーニング、学術研究など幅広い用途で使われている。今回、骨粗しょう症など骨の疾患を研究するMassachusetts General Hospitalのチームが、国際宇宙ステーションでの実験器材として「Alvetex」を採用した。宇宙での先端実験器材としての採用実績をテコに、3次元培養製品の販売に弾みがつくとの期待が広がった。
■NEC <6701> 390円 +2 円 (+0.5%) 本日終値
NEC <6701> が反発。日経新聞が21日付で、「NECの2016年3月期の連結営業利益は1400億円前後と、前期推定に比べ1割強増える公算が大きい」と報じたことが買い材料視された。報道によると「リーマン・ショック前の08年3月期以来、8年ぶりの高水準となる」という。税と社会保障の共通番号(マイナンバー)に関連したシステム需要が寄与するとしており、順調な業績回復を期待した買いが向かった。
■エナリス <6079> 429円 +80 円 (+22.9%) ストップ高 本日終値
20日、エナリス <6079> [東証M]が経済産業省の「平成26年度次世代エネルギー技術実証事業(補正予算に係るもの)」の一つである「ネガワット取引に係るエネルギーマネジメントシステム構築と実証」事業者に採択されたと発表したことが買い材料。ネガワット取引は電力不足が想定される場合に、電力会社の求めに応じて需要家が電力使用を控え、その削減量(=ネガワット)を電力会社が買い取る制度。今回の事業では、供給状況に応じて需要を変化させるディマンドリスポンス(DR)が、ネガワット取引を想定した際に、調達手段として発電機と互角に対応できるか、その有効性に関して調査・評価を行うもの。実証事業を通じたネガワット取引の商用化に向けたノウハウの蓄積により、同社が目指すDRサービスの標準提供への取り組みが前進するとの期待が高まった。
■ライフネット生命保険 <7157> 461円 +80 円 (+21.0%) ストップ高 本日終値
ライフネット <7157> [東証M]が買い気配。20日、同社がKDDI <9433> と資本業務提携すると発表したことが買い材料視された。業務提携ではそれぞれの顧客基盤・ブランド・事業ノウハウなどを融合し、両社の強みを活かした顧客志向の新サービスの企画・運営を共同で検討する。資本提携では同社株800万株を第三者割当によりKDDIが引き受け、15.95%(議決権ベース)を出資する筆頭株主となる。調達資金の約30億円は生命保険商品の新しい販売モデルやブランドの構築、カスタマーロイヤリティー向上などに関する費用のほか、生命保険商品販売に関するマーケティングやプロモーション費用などに充てる。
■岩崎電気 <6924> 260円 +24 円 (+10.2%) 本日終値 東証1部 上昇率3位
岩崎電 <6924> が急反騰。日経新聞が21日付で、「米ゼネラル・エレクトリック(GE)は陸上競技場や体育館などで使う発光ダイオード(LED)照明事業で日本に参入する。岩崎電気と組み、月内に販売を始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると「競技場向け照明は現在、水銀灯が主流だが、2020年の東京五輪開催に合わせた施設整備により省エネ性能が高いLEDの採用が加速する見通しだ」という。GEが照明の製造・販売を手掛け、同社が施工と管理を担うとしており、将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。
株探ニュース
20日、メルコ <6676> が決算を発表。15年3月期の連結経常利益は前の期比24.6%増の44.7億円に伸び、従来予想の39億円を上回って着地。続く16年3月期も前期比25.3%増の56億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。今期は利益率の高いNAS製品やネットワーク製品の販売に注力するほか、Wi-Fi関連のサービスの伸びも見込む。併せて、創業40周年記念配当20円を実施する形で、前期の年間配当を40円→60円(前の期は40円)に増額した。前日終値ベースの予想PERが18.3倍→13.8倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。
■ネクスト <2120> 1,183円 +81 円 (+7.4%) 本日終値 東証1部 上昇率6位
20日、ネクスト <2120> が不動産事業者向けのインターネット・マーケティング事業を営むアクセリオンの株式を取得し、子会社化すると発表したことが買い材料。同社グループのメディア力とアクセリオン社のコンサルティングのノウハウを活用し、不動産・住宅情報サイト「HOME'S」の掲載物件情報の量・質の向上を図るとともに、不動産事業者の業務支援を通じてより強固な顧客基盤の確立を目指す。アクセリオン社の子会社化による業容拡大に期待する買いが向かった。また同日、3月度の売上高が前年同月比39.9%増に伸びたと発表したことも好感された。
■コーセー <4922> 7,480円 +510 円 (+7.3%) 本日終値 東証1部 上昇率7位
20日、コーセー <4922> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の205億円→251億円に22.4%上方修正。4.7%減益予想から一転して16.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期業績の上方修正は1月に続き、2回目。訪日外国人客の需要取り込みや買収した米国子会社の業績好調などで、売上が計画を上回ったことが寄与。原価低減や円安による為替差益の増加も利益を押し上げた。
■東陽テクニカ <8151> 1,185円 +36 円 (+3.1%) 本日終値
20日、東陽テク <8151> が15年9月期上期(14年10月-15年3月)の連結経常利益を従来予想の13億円→18億円に38.5%上方修正。減益率が50.7%減→31.7%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。自動車関連向け振動解析測定機器が想定より伸び、売上が計画を上回ったことが寄与。円安による為替差益の発生も利益を押し上げた。上期増額分を下回る形で、通期の同利益も従来予想の18.5億円→22億円(前期は28.3億円)に18.9%上方修正。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の25円→30円(前期は39円)に増額修正した。
■マツダ <7261> 2,394.5円 +42.5 円 (+1.8%) 本日終値
マツダ <7261> が反発。日経産業新聞が21日付で「マツダの2015年度の国内乗用車販売に占めるクリーンディーゼルエンジン搭載車の比率が5割を超える見通しとなった」と報じたことが買い材料視された。報道によると「14年秋に小型車『デミオ』に搭載し、同比率が急上昇。2月末発売のディーゼル専用の多目的スポーツ車(SUV)『CX―3』も押し上げ要因となる」という。クリーンディーゼル搭載車の販売拡大による収益への寄与に期待した買いが向かった。
■リプロセル <4978> 688円 +7 円 (+1.0%) 本日終値
20日、リプロセル <4978> [JQG]が英国のグループ企業Reinnervateの3次元細胞培養製品「Alvetex Scaffold(Alvetex)」が国際宇宙ステーションでの宇宙実験器材に採用されたと発表したことが買い材料。「Alvetex」は簡単な操作で生体内に近い3次元細胞培養を実現し、より高機能な細胞が得られる培養用プレートで、癌やiPS細胞などの研究を進める企業や大学の研究者に創薬スクリーニング、学術研究など幅広い用途で使われている。今回、骨粗しょう症など骨の疾患を研究するMassachusetts General Hospitalのチームが、国際宇宙ステーションでの実験器材として「Alvetex」を採用した。宇宙での先端実験器材としての採用実績をテコに、3次元培養製品の販売に弾みがつくとの期待が広がった。
■NEC <6701> 390円 +2 円 (+0.5%) 本日終値
NEC <6701> が反発。日経新聞が21日付で、「NECの2016年3月期の連結営業利益は1400億円前後と、前期推定に比べ1割強増える公算が大きい」と報じたことが買い材料視された。報道によると「リーマン・ショック前の08年3月期以来、8年ぶりの高水準となる」という。税と社会保障の共通番号(マイナンバー)に関連したシステム需要が寄与するとしており、順調な業績回復を期待した買いが向かった。
■エナリス <6079> 429円 +80 円 (+22.9%) ストップ高 本日終値
20日、エナリス <6079> [東証M]が経済産業省の「平成26年度次世代エネルギー技術実証事業(補正予算に係るもの)」の一つである「ネガワット取引に係るエネルギーマネジメントシステム構築と実証」事業者に採択されたと発表したことが買い材料。ネガワット取引は電力不足が想定される場合に、電力会社の求めに応じて需要家が電力使用を控え、その削減量(=ネガワット)を電力会社が買い取る制度。今回の事業では、供給状況に応じて需要を変化させるディマンドリスポンス(DR)が、ネガワット取引を想定した際に、調達手段として発電機と互角に対応できるか、その有効性に関して調査・評価を行うもの。実証事業を通じたネガワット取引の商用化に向けたノウハウの蓄積により、同社が目指すDRサービスの標準提供への取り組みが前進するとの期待が高まった。
■ライフネット生命保険 <7157> 461円 +80 円 (+21.0%) ストップ高 本日終値
ライフネット <7157> [東証M]が買い気配。20日、同社がKDDI <9433> と資本業務提携すると発表したことが買い材料視された。業務提携ではそれぞれの顧客基盤・ブランド・事業ノウハウなどを融合し、両社の強みを活かした顧客志向の新サービスの企画・運営を共同で検討する。資本提携では同社株800万株を第三者割当によりKDDIが引き受け、15.95%(議決権ベース)を出資する筆頭株主となる。調達資金の約30億円は生命保険商品の新しい販売モデルやブランドの構築、カスタマーロイヤリティー向上などに関する費用のほか、生命保険商品販売に関するマーケティングやプロモーション費用などに充てる。
■岩崎電気 <6924> 260円 +24 円 (+10.2%) 本日終値 東証1部 上昇率3位
岩崎電 <6924> が急反騰。日経新聞が21日付で、「米ゼネラル・エレクトリック(GE)は陸上競技場や体育館などで使う発光ダイオード(LED)照明事業で日本に参入する。岩崎電気と組み、月内に販売を始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると「競技場向け照明は現在、水銀灯が主流だが、2020年の東京五輪開催に合わせた施設整備により省エネ性能が高いLEDの採用が加速する見通しだ」という。GEが照明の製造・販売を手掛け、同社が施工と管理を担うとしており、将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。
株探ニュース