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【市況】15日の株式相場見通し=円高進行で買い手控え、中国1~3月期GDP注視

 15日の東京株式市場は、外国為替市場での円高・ドル安進行を受けて、買い手控えの姿勢が強まり、日経平均株価は反落となりそうだ。
 14日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比59ドル高の1万8036ドルと反発した。NY原油先物価格が上昇したことを受けて、石油大手のシェブロンやエクソン・モービルが買われ、NYダウ平均株価の上昇を牽引した。また、米大手銀行のJPモルガン・チェースの15年1~3月期決算が市場予想を上回ったことも買い支援材料となった。ナスダック総合指数は、同10ポイント安の4977と続落した。
 15日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=119円30銭台と、前日に比べて円高・ドル安が進行している。
 きょう前場取引時間中に、1~3月期GDPなど中国関連の重要経済指標発表が予定され、これに関心が集まる。市場関係者のあいだでは「製造業を中心とした第2次産業が弱いことから景気は全体として鈍化しており、成長率が7%割れの可能性も指摘されている」との見方も出ており、マイナス材料となる懸念もある。
 日程面では、黒田東彦日銀総裁が信託大会で講演、13日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米3月の鉱工業生産・設備稼働率、中国1~3月期のGDP、中国3月の小売売上高・鉱工業生産・都市部固定資産投資が焦点となる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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