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【材料】モリト---第1四半期決算は2ケタの増収増益、日本と欧米でアパレル向けが好調


アパレル資材商社のモリト<9837>は10日、2015年2月期の第1四半期(14年12月-15年2月)の決算を発表。連結業績は、売上高が前年同期比23.3%増の102.87億円、営業利益が同45.7%増の3.60億円、経常利益が同50.3%増の4.30億円、純利益が同30.6%増の3.50億円だった。各項目で2ケタ増となる大幅な増収増益となった。

セグメント別に見ると、日本と欧米での伸びが著しい。日本では、服飾資材として欧米アパレルメーカー向けやワーキングウェア向け、国内スポーツメーカー向けが好調だったほか、生活産業資材ではカメラ向け、ホームセンター・雑貨店向けが好調だった。欧米では、服飾資材としてアメリカでの医療用服飾向けとヨーロッパでのワーキングウェア向けが伸張したほか、生活産業資材ではアメリカでの日系自動車メーカー向けの自動車内装品とヨーロッパでの現地自動車メーカー向けの自動車内装品、及びカメラ向け付属品が伸張した。また、前期に子会社化した2社の連結効果も寄与した格好。

今期は中計の最終年度として、引き続き海外事業を加速させて事業規模の拡大を図り、子会社化した企業群の統合を進めて行く。

15年2月期の通期業績予想は従来予想を据え置いた。売上高が前期比19.9%増の430.00億円、営業利益が同39.9%増の20.00億円、経常利益が同21.4%増の21.00億円、純利益が同10.2%増の14.00億円としている。

モリト<9837>は、服飾資材と生活産業資材を主力とした大阪発祥のグローバル企業。世界的な大手アパレルメーカーを多数顧客に抱える。服飾・自動車・カメラ・文房具など幅広い市場に10万アイテムを超える商品を供給しており、収益の安定性には定評がある。

《AK》

 提供:フィスコ

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